週刊 多事走論 バックナンバー 2005年3月
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2005年 3月 1st Week
2005年 3月7日  クリップ挑戦

 先週の泥よけについて語るに続いて、クリップ式泥よけの取り付けだ。

シートチューブの下部の方にクリップ型の金具を追加
 これがクリップだ
 フレームにクリップを付けた所
 クリップに泥よけの端を挟んで完成

とすることで、クリップから引き抜くだけでいいので輪行も多少は楽になる。
今週から通勤で効果と信頼性を確認する。

以上、今週の多事走論でした。  管理人:ぐっさん。
2005年 3月 2nd Week
2005年 3月8〜10日 クリップ式泥よけ固定の感触

 今週はウィークデーは自転車通勤でクリップの具合を確かめる。食い込んだ量が5mm程度と短いので外れたりがたついたりしないかが心配だったが、どうやら問題なさそうだ。

 今週風邪引いてしまって週末は建設的なことは何もしてません。限りなく休刊に近い更新ということで勘弁を・・・。
 寝込みながら多少は見やすくなるように多事走論の少しフォーマットをいじりました。2月3rd Weekの多事走論(佐野ラーメンの旅)もデジカメの写真が何故か復活してたので更新しました。カシミール3D(地図:山旅倶楽部)で遊んでみたりしました。1日1日の走行経路図はこれで作っちゃおうかななんて思ってみたり。

以上、今週の多事走論でした。  管理人:ぐっさん。
2005年 3月 3rd Week
2005年3月20日 ぐるっと浜名湖サイクルツーリズム

 出張やら激務で土曜まで更新がずれこんじゃいました。
 今回は旅日記方式で派手にまとめてみました。

 金曜日は残業して夜中に出発してしまおうかと思ったら、「特命係長 只野ヒトシ」最終回を見て、毎度おなじみ流浪の番組「タモリ倶楽部」を見た後で2時頃力尽きて寝てしまったが5時に起きて洗濯して乾燥して出発。世間は春分の日を含む3連休で道は混みまくりで東京を抜けるまでに4時間かかる。首都高すべてが渋滞という悲劇。東名に入っても海老名SAまで続く渋滞。結局、海老名で昼飯を食ったのは出発から5時間だ。PRELUDEのH22A(2200ccc DOHC-VTEC)をうならせて行く手をふさぐ車たちを左車線に追いやりつつ右車線の星になること2時間半で浜松に到着。
 爺さんの家に立ち寄って、紳士服の青山でワイシャツを買ってホテルにチェックインしてスーツに着替えようと思ったらPRELUDEの中にスーツを忘れてしまい、駐車場で隠れて着替えて普通の服と靴をPRELUDEの中に残して、大学の恩師の定年退職祝いに行く。おかげで普通の服と普通の靴、レーパンレージャとSPD、スーツ上下と革靴の3コスチュームが必要になる。夜中の1:30まで同級生と酒を飲む。そして2時に就寝。
ホテルで起きると、部屋にはレーパンレージャと革靴しかない。靴は駐車場の車の中だ。普通の服も車の中だ。早朝だしアウェイだし少し恥ずかしいがレージャレーパンと革靴で宿を後にした(爆)。眠い目をこすりながらスタートの渚園へ移動。朝の光が痛く黄色く俺の目に突き刺さる。少しフラフラしながら浜松市内をPRELUDEをおとなしく走らせて渚園へ。
 痛くまぶしく黄色く突き刺さった太陽は出発するときには曇って寒くなってきた。600人募集から拡大してどこまでふくれあがったんだ!?と思うほどの参加者の数だ。何と1100人。個性的で美しいランドナーやモールトンの集団など自転車としても見所満載だ。意外と参加者に女性も多い。スポーツサイクリングブーム確実に来てる…。そう実感と期待してしまう。ぜひとも女性ユーザーもどんどん取り込んで行きたい今日この頃である。来年はロードじゃなくてフルオリジナルランドナーで来て目立ちたい。そう思ってしまう。まったり走りたいし。

浜名湖 出発風景
腕に巻いているのが参加証明のバンダナ
 受付でアミノバリューを配っている。いきなり待遇のよさをかいま見せている。現地でウェアから自転車も売ってる。もしかして手ぶらで来ても走れる?
 しっかりベルやらライトやらリフレクタやら用意した割に検車らしい検車もなく受付を終えるとゼッケン番号ではなく紫色のオリジナルバンダナをもらえた。少しおしゃれで記念にもなる。説明会が終わるといよいよ出発だ。
 走り出しも混みまくって渋滞状態だ。動き出したくても出走の手番が来ない。いよいよ走り出した。一緒に参加した大学の同期とピンクのロードに乗ったおばさんなど10名で出走。
 メンバーも初めてのスポチャリという状況なので、先頭を引きながら様子を見ながら走る。ていうかペースを上げたくても混んでて詰まってしまう。急ぐわけでも無いが自分のペースを乱されてしまうと疲れる。
 途中でぶっちぎってはカメラを構えて写真を撮る走りを続ける。大学時代からトレーニングで走りまくった浜名湖自転車道はやはり気持ちがよく大のお気に入りで昔から愛してやまないコースだ。湖面が近く開放感もあり、好きなペースで走れる。まあ、風が強い日は向かい風が地獄っていう難点はあるのだが・・・。それでも走りの楽しさでは全国屈指であることは間違いない。アップダウンもほとんどなくひたすら快適な走りだ。

浜名湖サイクリングロード走行風景
湖を間近にして心地よい
こんな調子の道が40kmあまり続く
 そして浜名湖ぱるぱると舘山寺温泉街と温泉街に面した砂浜が見えてきたところで、最初のチェックポイントの舘山寺温泉だ。ここまで、同走者の初めてだった割りにまだまだ好調だ。むしろ、ゆっくり行き過ぎた感もあるか、もう少しペースを上げていきたいという感もある。俺のチャリが調子悪くシフトが決まらない。ブレーキも片利きしている。整備不足の感がある。だって今週は超 忙しかったんだもん・・・。泣 自転車と旅と友のためだけに働いている俺が仕事の忙しさにかまけて整備不良じゃ生き甲斐を全うしていない。いかんいかん。
 ここで何と同期型のGIANT FCR ZERO改が居たので2ショット写真を撮らせてもらった。なんと考えることは同じで元々フラットバーの自転車をドロップハンドルに組み替えているのだ。結構、本気系のローディーの兄さんたちばかりの中にFCR ZEROは健在だ。自分でいうのもあれだが、フラットバーのお気楽系ロードに見えてポテンシャルは高いと思う。決して走れないフレームではない。軽くて加速も無駄なくできるし、走りに伸びもある。コーナーも操りやすい。
 このチェックポイントでもチョコレートと静岡茶が支給された。静岡の凄いところは他地方とは比較にならないほど、そこらで出てくるお茶がうまい。水もよくお茶もいいからだろうか。

GIANT FCR ZERO 同じ改造!!
もとはフラットバーなのだがドロップ化
上:俺、下:兄貴。(爆)
 ぱるぱるで絶叫マスィーンに乗りたい欲望も舘山寺で風呂に入りたい欲望も温泉まんじゅうなどを開拓する欲望もファミリーコースで引き返すお姉ちゃんと一緒に引き返したい欲望も押し殺してチェックポイントを出発。そんなことをしているうちに、同時に出発してすぐにぶち抜いたピンクのロードのおばさんに再び抜かれてしまった。その後、何度も登場する彼女の動向に注目だ。
 いきなり舘山寺温泉のロープウェイやら温泉街やら昔 「西部警察」で渡哲也が船を爆破した湾(←古っ)を眺めながら写真撮影だ。良い景色の場所ではバシバシ写真を撮るようにしたい。そんな熱意はまだまだあった。
 チェックポイントが写真的に見所が薄いのが非常に残念な限りだ。本来は舘山寺温泉が甘味処の現地調達にいいはずなのだが、何となく走りに急いでしまった。少し反省と後悔。

舘山寺温泉街を眺める
この沖でクルーザーを狙撃&爆破
 高低差50mも無いがアップダウンや、森と湖に囲まれて静かで上品なリゾート地を走る。「自宅を建てる気はないけど別荘がほしい」という独自論を持つ俺にはたまらないエリアだ。
 とにかく湖に面したサイクリングロードを満喫しながら北上していく。もう浜名湖も大詰めだ。細江町の都田川の河口があり橋が見えてきた。
 その橋を渡ったところで浜名湖も最北端で半分走りきったことになる。鰻の清水家など超有名店で究極の鰻丼を食いたい気持ちを抑えて、浜名湖を南に下る。都田川も意外と古風な風情があって好きな景色だ。
 そして関所でチェックポイントだ。小京都とは言えないものの史跡も多く、足を伸ばすと鍾乳洞もあったりで細江や気賀は楽しい街だ。そして、ここでのメニューはサイクリング大会の定番の糖分もいっぱいで走った後では最高にうまく感じる「バナナ」だ。しかも丸ごと一本だ。当然、太くて長くて形がよく少し酸味とコシのある「至高のバナナ」を選ぶ。一人一本までで、バナナはおやつ代には含まないというルールだ。皮を地面に置いて踏んで滑るというボケも披露して、関所の前で一応写真を撮って少し埋まった腹で次のチェックポイントへ出発だ。

気賀の関所
自転車を持ち上げて写真を撮るって
いうセンスも古いよな。
 時折、公道と自転車道を行ったり来たりする。先ほどの別荘地ほどではないがリゾート地が続く北西岸の道を進む。猪鼻湖を回らなければ昼飯ポイントにショートカットなのでわざと道を間違えたくなるところだが、ちゃんとコースに則って走る。
 俺も存在を把握していなかった湖沿いのギリギリの道を走る。路面は少し荒れていてロードだとケツとキ●タマが少し痛い。手もしびれる。いろんな意味でランドナーのようなオフもそこそこ走れるチャリで来ればよかったと改めて後悔する。でも道はとにかく気持ちが良い。湖を渡る風が俺を優しく包む。風に乗ってる花粉も俺を優しく包む。
 ぐるっと猪鼻湖一周ツーリズムを半分走ると、いよいよ三ヶ日で昼飯だ。昼飯までのわずかなところで、小学生ぐらいの子供を追い越しながら声をかけるさわやか系サイクリストを演じる。
 チェックポイントが見えてくると、空腹時の本能から来るものだろうか昼食のアロマが漂ってきた。もう我慢ならない。昼飯スプリントをしてチェックポイントに到着。

浜名湖沿いギリギリロード
そろそろ俺の燃料警告灯が点灯してます。
 昼飯のメニューは、鰻おにぎりとシラスおにぎりと唐揚げと三ヶ日ミカンと豚汁だ。スタミナも付きそうだし名物でもあるし、おいしそうだ。たまたま自転車を置いた場所にアレックスモールトンの集団が居た。トラス型フレームが美しい。次は小径車をほしいと思っている俺の触手を動かしてしまうものがある。
 とはいえ まず飯だ。寒かった体も豚汁で温まる。ここで衝撃のメールが来た。福岡で震度6弱の地震発生。俺の出身地は福岡だ。めったに帰らないが実家もある。親戚も居る。心配になって連絡してみると大混乱していた。とはいえ浜松からでは何もやりようがないので、連絡取れる範囲で連絡して、気分を切り替えて続きを走る。私事ですまん。
 ここからは、峠も一本あるしアップダウンも多くなる。ここでレギュラーコースで走れるサイクリストと走れないサイクリストを分けることになる。笠間ほどではないが結構なアップダウンだった記憶がある。
 しばらく市街地を走った後に、渋い駅舎と鰻の形をしたトイレの角を右折して峠へと向かっていく。サイクリストたちが坂でもがき苦しんでいるのが見えてきた。ここで気合いを入れて踏み込んでいく。意外と体の動きはよく、1回も足を着かずに上れてしまいそうな雰囲気だ。押して歩いてる人や頑張って登ってる人(女性限定)に声をかけながら、どんどん上がっていく。
 そして頂上が見えてきた。所詮は100m強のプチ峠だ。峠でメンバーが登って来るのを待つ。写真は撮りにくいが景色は結構いい。浜名湖を良い感じに眺められる。峠が少し好きな少しMっけのある俺としてはもっと上から眺めるために、もっと登らせて欲しかった感もある。とはいえ、登り切ることに意義があるので、今回は今回で上出来だ。
 抜きつ抜かれつで頑張ってきたピンクのロードのおばさん(別名ペースカー)が登ってきたところで、俺らも出発した。

最大の山場 全員完走
 峠を攻めながら下っていく。「サイクリストにとって標高は財産」というように登ったからには楽しく下りたい。誰にもじゃまはさせない。すっかり抜きつ抜かれつになってきたピンクのロードのおばさんを再び追い越して、ゆっくりと慎重に下る初心者たちに、美しいダウンヒルを見せつけている(つもり)でガンガン下っていく。メーターを忘れてきたので速度は分からないが、かなりいったはずだ。
 ここからはサイクリングロードは無く公道だ。でも湖沿いで湖を眺め続けるコンセプトは変わらない。少し荒れた道で空気が抜ける音がした。誰かパンクしたようだ。タイヤががたつく感覚がない。よしゃ俺じゃない。もしかして同走車かと思ったが無事だったようだ。
 そしてラストのチェックポイントだ。ここではゆで卵と牛乳とカロリーメイトアップルゼリーが支給される。お腹一杯になってしまうサイクリングだが、卵と塩が黄金の組み合わせだ。ゆで卵にはマヨネーズという現代っこの俺が塩のうまさに感動。汗もかいてるから塩分と糖分を欲しているのだろう。でも腹いっぱいだ。サイクリング大会でゆで卵といのも新しい試みだがアリだ。
 ここで、結構可愛らしく小綺麗で若い女性のサイクリストが来た。その笑顔は、ある意味プロだ。

最終チェックポイント
ゆでたまごと自転車のコラボレーション
 最後のチェックポイントから先も、まったりしつつも前にサイクリストがいれば佐藤琢磨のようにオーバーテイクしてぶち抜く熱い走りを忘れない。同走者も上り坂で追い越す俺に付いてこれなくなってきた。ここが、経験の差だろうか。
 子供(7歳)と一緒に参加して、お父さんのロードに牽引してもらいつつ、時にはアシストもするタンデムがいた。一生サイクリストを続けたい俺としてはあこがれてしまうスタイルだ。
 最後はまったりと渚園へ戻ってきた。全員 無事完走だ。今回は先頭を引っ張りつつイベント参加をプロデュースできたのも含めての喜びだ。そして、完走のチェックポイントを終えると、浜名湖名産のアサリの味噌汁が出てきた。暖かくて生き返る。疲れているときに味噌の塩分と貝のタウリンがいい。
 ハッキリ言って飯と駐車場代がタダだし2000円の参加費は異常な安さだ。どう見積もってもアサリ汁300円、昼の弁当500円、暖かい豚汁100円、甘いバナナ30円、塩分を補給するためのゆで卵50円、カロリーメイトゼリー200円、牛乳80円、渚園駐車場代500円、アミノバリュー100円、チョコ10円、お茶100円、参加者の誇りバンダナ200円、自転車で走ることの喜び、プライスレス・・・

アサリと自転車のコラボ 完走後 渚園にて
 先ほどの最終チェックポイントで見かけた綺麗でカワイイ女性サイクリストは何とSBSのアナウンサーだった。テレビって全部やらせだと思っていたのだが、彼女は一生懸命走っていた。地方アナだとやらせロケなんてやってくれないのかなと思いつつも、完走をたたえる。若手のアナウンサーはチェックしていないので名前は未だにわからない。でもせっかくのSBSアナをレポーターで呼ぶなら顔、スタイル、雰囲気いずれも素敵で落ち着いた癒し系の県内No.1の美人アナ・水野涼子さんも見たかった。いや一緒に走りたかった。
 楽しさと完走の余韻をもって渚園を後にする。浜松市内で温泉に立ち寄って露天風呂を満喫すると、急激に睡魔が襲ってきた。そりゃ、3時間睡眠が2連発+浜松への高速道路移動が続いて80kmも自転車に乗れば眠気も来る。癒し系の露天風呂に癒されすぎてしまったようだ。

完走!! 渚園のGOALにて
 酒を飲みたい心をぐっと抑えて、浜松市内で夕食を食って栃木に向けて出発。この時点で21:30。東名の右車線の星になり飛ばしまくること2時間半。まだ厚木で渋滞に巻き込まれている。東名を抜けたのは12:30。サザエさんブルーを感じる暇もなくサンデーナイトブルーを感じる体力も感受性もないまま月曜に突入だ。リゲインと500mlコーヒーとキシリッシュブラックガムと大塚愛「LOVE JAM」でテンションを上げて首都高をゲーセン感覚で攻めまくり東北道に乗る頃には1:15。ここからクルーズコントロールで120km/hにセットして、aikoのNewアルバム「夢の中の真っ直ぐな道」を全曲熱唱しながら走って寝ることがないようにするほどの壊れぶりで宇都宮へ到着。そのころ もう2:30。

 ところで月曜日は仕事ですが何か?


体力の限界まで遊ぶことに最大の幸福を感じる、おれでした。

以上、(先週)の多事走論でした。  管理人:ぐっさん。
2005年 3月 4th Week
2005年3月27日 ミノウラディスプレイスタンド 完成 (ていうかまだ作ってなかったんかい)

 今週は先週の疲れもあるし、北海道内某所に出張した疲れもあったのでオフまたはメンテデイにあてようと思ったが、ふとやる気が湧いてきて1月に買っていたミノウラディスプレイスタンドを組み立てた。PRELUDE君の排ガスを浴びたり埃を被ったり盛りのついた猫ちゃんたちが目の前でHしてたりで雨風はよく防げるものの 決していい環境ではないので できるだけ室内に置いてあげたくなったので、一念発起(ていうか多事走論のネタが無いんだもん)して行動に移す。
 それにしても初心者と俺に優しくない説明書で、意外と悪戦苦闘して頭を使わされて戸惑うこと1時間。やっと完成。MTBとロードをここに掛けた。それは「週末しか乗りません宣言」にも取れるところだが、あえて否定しておこう。結果はどうなるかは見物だが。ただ自転車が縦に2台並んでコタツでパソコンをいじってる俺の背後からプレッシャーをかけているのは気になる。

以上、今週の多事走論でした。  管理人:ぐっさん。

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