週刊 多事走論 バックナンバー 2005年11,12月合併号
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2005年 11月 1st Week
2005年 11月5日 東京国際自転車展

 今年もやってきました 秋の展覧会シーズン。先週は東京モーターショー、今週は東京国際自転車展、そして来週はサイクルモード2005と続きます。先週のモーターショーでは高級外車とコンパニオンガールで夢を見て、他社動向を見て仕事モードになってブルーになったが、今週は自転車なので仕事抜きで楽しめる・・・と言いたいところだが、年々見所が薄くなってきているのも実情なのが東京国際自転車展である。俺の中で本命は来週 幕張メッセで行われるサイクルモード2005である。
 とは言っても、気になるし恒例行事になりつつあるので見に行くことにした。我が愛車にETCを自力で取り付けてアンテナも本体もインパネの中にねじ込む美的取り付けにこだわったが、カードがないのでまだ効果を発揮できない。自転車の話題からずれて申し訳ないが語らせてくれ、上三川ICはおそらく今回が最後であろう通行券をボタンを押して取った。まずは浦和料金所の手前でETCが何かしゃべった。電波で何かを受信したがカードが入っていないからであろう。そして浦和料金所で金を払い首都高へ。首都高はETC/一般兼用レーンになる。そこでも通信は成功し「カードがありません」と怒られる。怒られたが俺の取り付けは完璧だったようでうれしい。一応、本業は車載電波屋さんなので。
 そうこうしてるうちに、東京ビッグサイトに到着。去年まではアンケートに答えないと入場券をもらえない意味の分からん受付だったが、今年は買うだけでいいようだ。(当たり前だが) 会場に入ってみると目立つのは中国メーカー、子供用自転車、ママチャリ、ギミック系である。まずは軽く見て回っていると、白衣のお姉さんに呼び止められて、スロットを打つ。1回目にして6等当選してしまった。メンズエステ1回無料券。いろいろアンケートに答えて、あまり行く気もないが一応予約を入れられて(キャンセル予定)しまい、ちょっとした足止めであった。自転車展になぜエステ?
 全天候型電動アシスト自転車なるものを見る。一応ヘッドライトとワイパーがついている。ブレーキランプもある。渋滞回避のための自転車通勤という目的もあるが、これじゃ思いっきり巻き込まれるしかないサイズである。一応3輪なのでこける心配はなさそうだ。どうせならもっとスポーティーなスタイルで運転できる自転車にしてほしい。これじゃ子供の車のおもちゃである。ロードレーサー的ポジション、そして手元スイッチでワイパーとヘッドライト操作。STIレバーで変速しながら電動アシスト・・・。いくらで売る気だ。ここまで来れば車並みにバッテリーも積んでドアとステアリングがロックされる機構を付けてみてもいいかもしれない。(それはもはや車だ)

21世紀 全天候型自転車
 他は、コルナゴとフェラーリのコラボがあったりだが先週のモーターショーでフェラーリを見てきてる俺としてはモノ足りない。とうとうSHIMANOのブースすら無くなる苦境である。ブースもやや縮小傾向で、Louis Guarneur(Aki Corporation)、GIANT、ANCHORがあるだけだ。TREKやSPECIALIZEDやキャノンデールやSCOTT USAなんていう有名完成車ブランドも無い。
 CAT EYEもこれといって目新しいものもない。唯一気になったのはパールイズミの新作ウィンドブレーカーでツートンカラーが発売されていた。早速、明日にでも森町サイクリング大会に向けて買いに行こう。あとはGIANT GREAT JOURNYの対抗のルイガノのツーリング車 LGS-GMTがモデルチェンジしてディスクブレーキになっていた。メンテフリーは良いが、輪行もつらいし、消耗品の入手性も悪い。ツーリング車としての要件を放棄したような感じに思える。
 あとは、このサイトを見ている私の女性ファンいやもとい女性サイクリストは皆無に等しいとは思うが女性用ブランドのTerry* を紹介しよう。ウェアやサドルなど女性っぽくアレンジしたグッズが多い。性能は男の俺には未知だが、かわいく決めてる女性サイクリストを見ると「おっ これは是非とも私めが引いてあげましょう」と思ったら、あっさりちぎられて、ヒルクライムで体重の差で負けてしまったりする今日このごろのぐっさん。です。一応、商社(Tokyo SAN-ESU)が取りまとめて扱っているので、そちらを参照されたし。右のような花柄基調のウェアが多い。好みは分かれると思うが。

女性向けブランド Terry*
 規模はまたまた縮小傾向だが、ミヤタも来ていた。SUBARUモデルのロード、MTB、ミニベロがあった。もちろん、サポートカーのレガシィツーリングワゴン(2.0GT)も健在である。MMCでブリッツェンとかになってないかと期待したが、無理だったようだ。しかしながら、STIカラーのフレームのMTBなんてものもあった。今年もSUBARUと自転車を愛する者に贈る。
 渋いものを愛する俺の心を刺激したのは、自転車のための革靴であった。街乗りでランドナーを操るものとしては、足下も渋く決めたい。SPDなどをやっているわけではないが、そこそこ厚底でペダルを踏んでも、肉球の部分がつぶれにくい。どうせならツーリング用SPDとコラボしてほしかったりもする。これはモールトンやランドナーのような渋めのチャリとよくあう。困ったことにブランド名は忘れた・・・。
 そしてスポーツコーナーの奥に鎮座するのは、鉄を操る匠 となっていたが競輪用自転車ばかりで、どうもつまらん。クロモリフレームで作られたピストレーサーの世界は認めるが、もっと他にもクロモリフレームの美しさと技術を主張する分野はいくらでもある。
 しかし、見所が薄い。来週のサイクルモード2005@幕張メッセに期待しよう。


以上、今週の多事走論でした。  ぐっさん。
2005年12月 1st Week Part1
2005年12月3日 SCHWIN再生・Canondale Adventure 納車

 今年から自転車業界にデビューのTake氏と工事氏のチャリを組む。納期遅れで12月第1週にずれ込んだ。工事氏の5年落ちのSCHWINに、旧ランドナーからはがした 03M XTのコンポーネントを投入しつつオーバーホールしていこうというもくろみである。そして工事氏はCanondale Adventureへ乗り換える。1週間かけて旧ランドナーをばらしていく。新型に乗り換えて11ヶ月、全く乗っていなかったが寂しさを少し感じる。俺と共に乗鞍を制した思い出が深いパーツ達である。
 金曜日の夜中12:30。森町参戦用の新ランドナーとTake氏に譲るパーツを持って、郵便局でETCカードを受け取って出発。夜中の国道は空いていた。北関東道の上三川ICのゲートへ。スピードを緩めて真ん中へ突入。ポーン♪ 通行可能です。の声と共にゲートが開いて高速道路に入る。もう窓を開けてボタンを押して通行券を取る必要もない(左ハンドルなので・・・)。北関東道、東北道を快調にとばしていく。やっといてよかったオイル交換。東北道の先の首都高はまだまだ混んでるかもしれないしコーヒーやらガムがほしいので蓮田に止まる。今日は1STOP作戦か2STOP作戦で行きたい。
 首都高も東名も快調にとばしていく。もはや右車線は俺の物。3:10には清水ICを降りる。東北道から東名まで全てETC深夜割引で得だ。東静岡駅の前でエンジンをかけたまま車中泊する。リアシートにはお泊まりセットと輪行袋入りのランドナーがある。その状態でPRELUDEのようなパッケージングのクーペで車中泊はなかなか厳しい物がある。無理して寝る。
 あまりに寝心地が悪く、朝7:00には完全に目が覚めた。バイシクルわたなべの開店までに、まだまだ3時間もある。せっかくなのでPRELUDEで海沿いにドライブに出かける。海辺育ちの内陸人は海に飢えている。気持ちのいい久能海岸を走り抜けて日本平へ。自転車で登れよと言われてしまいそうだが、ここは懐かしの清水側旧道を攻めつつ車で上っていく。VTECに入る時の音と加速感が心地よい。海と富士山を眺めつつ日本平に到着。静岡とは思えないほど寒いが、明日に死角なしと言わんばかりに良い天気である。やはり富士山の稜線は美しい。まだ冠雪はわずかだが、雲の上に堂々と頭を出す姿は見上げんばかりの山である。
 また駿河湾沿いの道を戻ってバイシクルわたなべへ向かう。左ハンドル・左側通行で左側は海。この景色の近さこそが北米輸出仕様最大のメリットである。

Honda PRELUDE (US仕様)と富士山
 さて、自転車の話題に戻ろう。工事氏のCanondale Adventure ドロップハンドル改造仕様は完成していた。V-brakeと105 STIレバーの組み合わせなので変換アダプタで対応する。ちょっとブレーキを引いてみたが、変換アダプタの割に違和感はない。ただ、パーツ自体がレアである故になかなか使える物でもない。ドロップハンドルとV-Brakeのガツンとくる制動力の両立を考えると合理的な組み合わせだ。
 Take氏のヘルメットや用品を選びつつ、工事氏のSCHWIN静岡到着を待っていると、俺が送った輪行袋に詰めて到着。袋を開けてみると、後の工数が読めないほどにやれていた。

改修前SCHWIN なかなかヤレてます…。
 とにかくやれるところから作業を進めていく。チェーン、クランクセット、リアディレーラー、カセットスプロケット、ブレーキシュー、タイヤ、グリップ、各ワイヤを交換する。Take氏は小遣い制なので予算はあまりかけられないので、なるべく俺のパーツを流用する。中古とはいえベースはDEOREベースに対して、駆動系部品はほとんどXTに昇格するのでフィーリングはだいぶよくなるだろう。バイシクルわたなべのピットを一部借りて、進めていく。
 みんなでパーツを磨きつつ、俺が指示を出して作業を進めていく。まずはフレームから攻める。ブレーキ本体もクランクもBBも全てはずす。各部にグリスを注入してBBを取り付けてクランクセットを取り付ける。部品がシルバーになったせいか、輝きが増した。ブレーキ本体は元々のが使えるかと思ったが、バネが弱っていて片効きが直らない。保安部品だし新品に交換する。本体はDEOREのV-Brakeにする。ワイヤーも交換し、シフト調整以外は終わった。そこだけはプロに任せてしまう。

パーツ達。
 最後にメーターを取り付けて、フレームのつやが消えたのを取り戻すべくProtectantで磨いて、作業は終了し完成した。明日の森町にも十分な戦闘力を持った自転車は完成した。
 唯一心残りは、もう1台のぐっさんプロデュースのCanondale Adventure(ドロップハンドル仕様)の写真を撮るのを忘れてしまったことだ。
 何はともあれ 全面的に御協力頂いたバイシクルわたなべに感謝である。

完成。

森町サイクルツーリング大会は次回ということで。

以上、久々に多事走論でした。   ぐっさん。
2005年12月 1st Week Part2
2005年12月4日 森町サイクルツーリングデイ(静岡県)

 まだまだ暗い朝4:30。やや飲み過ぎた感もあったが目覚めた。颯爽とレーパンとレーサージャージを着て上からフリースを羽織ってホテルを出た。
 かなり寒い朝である。天気も冴えない曇り。ぬくぬくと暖かい冬の日が静岡らしさであるのだが、厳しい寒さだ。下手すると栃木より寒い。静岡駅前で洋氏のインプレッサを待ち、出発。国道1号バイパスを1時間ほど走ると森町に到着。
 準備をしていると、今朝 我孫子からE-EK4を飛ばしてきたNori氏と合流。前回、浜名湖レギュラーを共に走ったHSGW氏とNSD氏は、HSGW氏が何かをなめて食中毒になり参戦見送りとなった。そして、その判断が後に生死を分けるほどのこととなる。

SCHWIN 森町参戦仕様。
 ぐっさん。は新型ランドナーで参戦。洋氏はコルナゴのクロスで参戦。Nori氏はFELTのロードで参戦。そしてTake氏がついに自分のチャリということで昨日仕立てたSCHWINで参戦だ。
 駐車場で自転車を組み立てているとスタッフが話しかけて来た。ランドナーというところに歓心して頂いたようだ。そこで、軽量化のためにキャリアははずしておこうと思ったが、フルキャリア実装することにした。ランドナーでの参加を喜んでもらった以上、期待にこたえたい。
 半端じゃなく時間がかかるセットアップだが、何とか完成。赤とオレンジのバンダナをもらって、ハンドルバーに付けてみる。全体的に青系統にまとめたランドナーに赤いアクセントがいい。駐車場内を軽く流しながらチャリの様子をチェックする。なぜかギアの入りが悪い。半端じゃなく悪い。ホイールが真っ直ぐ収まっていないのか?直してみても駄目だ。ワイヤーで調整して騙し騙しセッティングする。
 何となく不安なまま開会式を迎えた。今回は一番遠くから来たで賞の表彰が行われた。西は奈良県から。そして東の発表だ。栃木県宇都宮市・・・来た。俺だ。満面の笑みとやや緊張した様子で記念品を受け取る。拍手喝采の中、チャリに戻る。もっとも遠い参加者、唯一のフルキャリアランドナー、左ハンドルのPRELUDEトランスポート。マニアには目立ってしまう。ちょっとした変人である。

リクエストに応えてフルキャリア化して参戦
 そして出走。もっとも遠くから来たランドナー乗りの俺は妙にスタッフに好評な中で出発。今回はリカンベントやアレックスモールトンなど目立つ自転車は少なく俺のでも十分目立ってしまう。
 相変わらずコルナゴの洋氏は先頭で飛ばしまくる。ぐっさんとしてはまったり走りながら、新たに導入した小型で手ぶれに強く防水のOptioでRun射でもしたいところだ。一発気合いで先頭に立ち、ポケットからカメラを取り出す。脇の下で後ろに向けてぱしゃりといく。これはリベルタスのラビット氏から盗んだ撮影法だ。長年乗っていながら両手放しが実はできない俺(すごいカミングアウトだ…)には打って付けの撮影方法だ。
 そして最初の上り坂で異変が。ギアを落としつつ上らなければならないが、ここ一番でローギアに収まらない。中間ギア+インナーで何とか踏んでみるがトルクをかけるとチェーンが飛ぶ。そして、ぶちっと音がしてチェーンが切れる。一気にビリに落ちたが、スタッフにも手伝って頂いてメンバーと自分で必死に直して、だましだまし走れるレベルにして再出発。

Run写 Nori氏 一番右はTake氏
 不安定なギアに設定するとチェーンが切れるかも…そして また足切りとの戦い。金剛院への上り坂の手前の通過時間が決まっている。そしてそこまでの道は上り坂。しかもローギア設定にするとホイール側にチェーンが落ちるリスクもある。
 何とか10:30の足切りの危機は免れて、金剛院への上り坂である。寺の名前から坂がきつそうな感じである。そして壮絶なビリ争いの中だが、トップ集団が坂を下りてこない。そんなに先は長いのか? そして坂の上のタイムアウトは11:00。決して余裕のあるタイムではない。アンカーのスタッフに聞いてみるとある程度時間を置いてすれ違い衝突をしないようにしてるとのことで、多少は安心した。しかし、安心するのもつかの間。残りの距離と時間のつじつまが徐々に合わなくなってきた。どう考えても間に合わない。でもペダルにトルクをあまりかけれない。シングルスピードで上っていく。言葉尻はかっこいいが要するにインナーロー固定だ(笑)
 そして、いよいよ10:59 何とか金剛院に間に合った。北遠レギュラーコースを彷彿とさせるギリギリぶりだ。頂上は凍えるほど寒い。そして、まさかの雪である。結構本格的に降ってきた。栃木でも初雪を見ていないのに静岡で見るとは…。社会の授業で静岡は12月に雪は降らないと習ったはずだ。

暖かいお茶に限る。(静岡県 森町産)
 ここから、俺達の慎重かつハードな死闘が始まる。ある意味、上り坂よりきつい下り坂である。標高が下がるにつれて雪は雨混じりになってきた。体が末端から芯まで冷える。チェックポイントのスタッフも寒そうに待っている。走っていても待っていても寒い。この時点で俺達メンバーの午後のEコース(田園ポタリング)への参戦見送りは決定していた。
 とにかく森の町中へ向けて下っていく。寒すぎてブレーキを握る手もおぼつかない。調整が甘く濡れてくるとほとんど利かない。(それは調整不足だ)少しでも足を止めると寒さで動かなくなる。かといって力を入れると冷えていた太ももに痛みが響く。膝から下は寒風にさらされて、感覚がない。足ではない何かでペダルを漕いでいるようだ。雨は想定していなかったので、装備も甘かった。ウィンドブレーカーが新品だから撥水しているのだけが救いである。
 下り坂も何とか終わり、ゴールも近くなってきた。相変わらず飛ばしまくる洋氏。もう寒くて力が入らないぐっさん。相変わらずハードMな走りが続く。そしてゴールまであと3kmというところで、信号に引っかかった。つい油断してローギアいっぱいまで落としてしまったら、チェーンがホイール側に落ちて1回転。あわてて修理である。しかも寒い。半端じゃなく寒い。風も強い。雨も多少ある。何とか力業でチェーンを抜いてかけ直して、出発。Take氏は完全にスローダウンし始めた。俺ももう力が入らない。楽勝コースかと思っていた森町C'コースだが満身創痍のゴールである。
 チェックを受けて昼飯を受け取って、唯一暖かい豚汁をすすって、暖房全開の車の中へ。エアコン全開にしているときのあの音は開発に苦戦したトラウマがあるのだが気にしない。足から熱風を出して感覚を徐々に戻していく。濡れた靴も靴下も脱いで暖めながら乾かす。そしておにぎりとおでんを頬張る。ぽかぽかと小春日和の中で外飯したいところだが、みんな車に閉じこもって車中飯になった。何とも寂しい大会の終わりである。
 何とか体を温めて、自転車を撤収していると、ランドナーに歓心を寄せて頂いた方は本を出版しているとの話だ。紹介しよう。白鳥和也氏。その人柄は素晴らしかったし、かなりお世話になった。来年もスタッフをやって頂くのであればまた参加したい。

もっとも遠くから来たで賞
 他のスタッフの方からも重ね重ね参加に対してお礼を言って頂いた。妙に仲良くなったりして楽しい大会となった。2006年はコンセプション主催のイベントに どんどん参戦したい。静岡にしては珍しい寒さと雨にやられた天気のせいで体は寒かったが、何となくアットホームな心温まる大会であった。
 掛川の嬬恋に行き温泉に入ると、これまで体温を保つために消費したエネルギーのせいか一気に眠気が来た。露天風呂も頭を冷やしていないと寝てしまいそうな勢いだ。すっかり癒されすぎて眠くなった。しかし、2005年のジンクス「サイクリング大会の次の日は有休が取れない」にはまっている俺は栃木へと旅立つ。コンビニでコーヒーとガムを買って眠気対策をして、サザンオールスターズのキラーストリートを全曲熱唱しながら富士川SAまで頑張る。会社への土産を買って、30分だけ仮眠を取る。本当に眠いときの仮眠は効くはずだ。熟睡とはいかないものの、多少は頭がすっきりした。勢いに乗って東名を疾走する。東名のゲートをくぐり、首都高へ。工事でやや混んでいたが、21:00には東北道へ抜けた。ここからは、独壇場だ。ぬえわkm/hにクルコンをセットして北へ北へと走る。22:00に宇都宮到着。
 Take氏と工事氏のチャリを仕立てたのは成果だったが、40%の降水確率で雨と静岡でまさかの雪に降られる今年の天気運からは信じられない結果、重大なマシントラブルのランドナー、冴えない走り と俺としたことが…としか言いようのない大会となった。まだまだ精進が必要である。

以上、遅くなりましたが多事争論でした。  ぐっさん。
2005年12月 3rd Week
2005年12月7日 フリーライドMTB 衝動買い!!

 森町への輸送失敗が原因と見られるエンド変形を直すべく、水曜日に有休を取ってサイクルショップ関東へ。エンドを直しつつ、おいしい話が転がり込んできた。フリーライドMTB(新車)が半額なのだ。しかも、メーカーはコメンサル。なかなか安くはならないメーカーなので珍しい。つまりチャンスである。ダウンヒルでもそこそこの戦闘力のあるMTBが前々からほしいとは思っていたものの、良いところを狙うと30万円はくだらないので踏み切れなかった。しかし、今回は定価294,000のところが半額である。もうすぐボーナスも出るので一括も狙えるし分割で10回にしても月々15,000円だ。買うことだけは決断。支払いの仕方だけはボーナスが出るまで待ってもらうことにしてもらいつつチャリを仕入れ&仕立ててもらうことになった。まさに「衝動買い」であるが、良い買い物となった。問題のバイクは Commencal Supreme 6.30だ。

最近ネタ不足なので、納車の話題は来週までお待ちください。

以上、多事走論でした。  ぐっさん。
2005年12月 4th Week
2005年12月19日 フリーライドMTB納車
2005年12月25日 ランドナー一部変更

 今年は早くもさぼりがちになった多事走論でしたが、ご愛顧頂きまして大変ありがとうございました。来年は、さらに書くこといっぱいな一年になるよう精進致しますのでよろしくお願い致します。

 初日の出デビューを目指して、ついに納車。引き取りに行くときの手ぶらで歩いていく、このワクワクした時間がたまらない。貫禄のあるシンプルなシルバーの見るからに頑丈そうなフレーム。機能美を感じる前後サス。ホイールのはずし方を習い、サス調整を習った。サスの固さや速さをいじったり、あれこれやるのがきっと楽しいのだろう。まず乗ってみると、わずかにサスが沈んだきり、しっかりと安定する。そして力を加えるとさらにそして一気にサスが沈む。
 とりあえず「街乗り」モードで家に帰ってみる。さすがに重いが、この走りのスタビリティーがたまらない。早く山デビューしたい。

Commencal Supreme 6.30

今週は年内最後で喋り納めということで もう1つ。
ランドナーのフロントディレーラーがイマイチ調子悪いのと、グレードも低い上に泥よけと干渉気味である。そこでロード用のアルテグラか105で 3×9SP用のフロントディレーラーを探していたのがようやく納品された。早速付け替える。MTB用は機構も大きく、フレームとホイールのクリアランスはもともとある自転車に対する設計のため、700Cで大径化したホイールでフレームとのクリアランスがますます減ったランドナーには向かない。付け替えてみると、見た目がすっきりしたのはもちろんだが、グレードが上がったおかげか変速フィーリングが速く軽い。ロード用ダブルレバーとMTB用フロントディレーラーの相性の問題で、レバーの移動が大きすぎたのが、かなり改善された。
Before : DEOREフロントディレーラー
泥よけとディレーラーのクリアランスがギリギリ
After : Ultegraフロントディレーラー
泥よけとディレーラーのクリアランスを確保

来年もどうぞよろしくお願い致します。

以上、今年最後の多事走論でした。  ぐっさん。

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