週刊 多事走論 バックナンバー 2006年10,11,12月合併号
HOMEに戻る
多事走論 最新号に戻る
多事走論 バックナンバー一覧

先月に戻る

来月に進む
2006年10月 1st Week
2006年10月1日(日) 狩野川100kmサイクリング 参戦

 静岡県のサイクリング大会参戦記も連敗続きかと思われる今日このごろですが、狩野川100kmサイクリングに参戦です。走りは先週のサイクルマラソンの内容と今シーズンの絶不調ぶりからすると自信はありませんが、最初の山以外はほぼ平地のコース 今までの実績からすれば何とでもなるかなと思いながら向かいます。
 Honda PRELUDEで 高速をとばしまくること3時間。週末の昼間だというのに走りは順調だ。沼津ICで降りて沼津市内のホテルに泊まる。今日は前夜祭ということで、メンバーと飲みに出かける。お目当てだった「海鮮市場」は予約でいっぱい これは残念ということで、沼津の街に繰り出して店を探す。港の寿司屋街へ行けば それはすばらしい夕食が食べれるが、近場ですませたいと言うことで「海鮮天国」へ歩いて行ってみる。残念ながら店は予約でいっぱい。仕方なく、さらに駅の方へと歩き、居酒屋を探す。良い感じの店が見つかった。静岡の地のものばかりのメニューに地酒 そして 雰囲気もいい。「半蔵2」って店に決定だ。
 明日は朝早く起きて走るというのに、なぜか1時間集中でカラオケということになり、沼津の街を歩いて探して歌って眠りについた。

刺身と静岡おでんと茹で落花生と…。
@半蔵2
 微妙な天気の朝。いや、予報以上に空は暗い。鉛色の空の下、大仁を目指して車3台で連なって走っていく。途中からはワイパーが動くほどの雨。今年の霞ヶ浦を思わせるほど、「うーん俺は何をしに行ってるんだろう」と思ってしまう。現地についても やはり雨。重い腰をあげて自転車を組み受付をする。降ったり止んだりの天気の中でブリーフィングを聞いて、待機する。
 この大会のコースレイアウトだが、まずは大仁を出発して狩野川の上流方面を目指す。軽く山を一発上って下ってスタートに一度戻って昼食。そして、次は海へ向かって川沿いに下って戻ってくるコース。天気次第では午前中で打ち切るのも容易な内容である。せっかく栃木くんだりから来たし、出走時点では降ったり止んだりの状況なので走り出すことにした。昼に再判断ということで。

ブリーフィングの様子。ていうか雨だ。
 相変わらずウェットな路面をサラサラと音を立てて走り出していく。はねた水が顔と背中にかかる。どうせ半分しか走らないならフェンダー付きのランドナーで来れば良かったとも思う。100kmを走り抜くつもりでロードで来たのは失敗だった。
 晴れてれば気持ちのいいはずの、狩野川沿いの道をあがっていく。途中で「聞いてないよ」みたいな場所で、とんでもない坂が待ち受けていた。今期はヒルクライムが重傷なほど絶不調だ。落ちた脚力、増えた体重 もはや 前に進める要素が見あたらない。そんな山を越えて下り始めた。どうせまた上るんだから下るなよと言いたくなるほど、気持ちのいい下りだ。
 そして今日最大の山場を迎え撃つ。前に狩野川を走った時に行きそびれたワサビの大見屋を横に見ながら通過。秋の雨の田園風景の中を山頂目指して上っていく。先頭の人は引き返して下ってきている。速い人は速いものだ。
 結構 大変だったが、きつくてどうしようもないわけでもなく山は終わった。上れば上るほど雨脚はひどくなってきたように思える。上り坂のきつさ以上に、雨の下りの不安と寒さの方が深刻だ。これは誰か一人ぐらい落車事故なんてやらかすんじゃないかと心配になるほど路面は濡れていて 一部では水が流れている。
 峠にたどり着いた時点で「もう、終わったな」というムードが俺たちを包む。もう完全に雨だ。小雨とか降ったり止んだりとかそんな次元ではない。自転車的には「土砂降り」とも言えるほどの雨。下ったら終わろう という気持ちで99%固まっていた。
 そんな終わった俺たちは、休憩しながら気になるソフトクリームを見つけた。生乳の濃厚なソフトクリームに伊豆の本ワサビをさっとその場でおろして添えてあるのだ。売店のおばちゃんと談笑しながら買って雨宿りしながらほおばる。寒いときにソフトクリームもどうかと思ったが、この際 美食ぐらいしか楽しみがないので仕方ない。ソフトクリームの甘みとワサビの鮮烈な香りが意外と合う。ワサビの刺激をクリームが包み込んでいるが 主張するというか。これは意外な美味だ。

狩野川サイクリングロード


ソフトクリーム わさび添え
 100kmはあきらめたし、のんびり走ることにした。ただ、下りは慎重にということで。下りは経験がものをいうので俺を先頭に進んでいく。下りの途中の大見屋に寄り道して実家の両親にわさび漬けとわさびを送ることにした。ずいぶん周期の早い休憩だが、走りは誰にも勝てなくても寄り道の数だけは参加した誰にも負けないサイクリストでありたい。(違) あくまでも目標はこの100kmのコースで いかに濃く楽しむかということである。
 気さくなおばちゃんは、何でも試食させてくれる。皿に一通り空けてくれた。ワサビの茎のみそ漬けなんかも味噌と刺身こんにゃくが合うということなのでこんにゃくまで出してくれるサービスぶり。その策略にまんまとはまっていっぱい買って送った。どうせ福岡までの送料は安くないのでいっぱい送った方が得だ。ワサビ田を見物していると上りのアンカーの人が様子を見に来た。そろそろ下らないとやばそうだ。

大見屋のわさびとか味噌とか

大見屋のわさび田


わさびの大見屋

 降りしきる雨の中、慎重に下っていく。とにかく鉄のフタ系は滑りやすいので自転車を倒したまま進入しないように注意する。さっき気持ちよく下ってしまった坂を再び上っていく。こっちからのアプローチはさほどきつくもなく、越えた。しかし、さっき上りとしてアプローチした坂の傾斜は半端じゃなかった。しかもウェットで水が流れる路面。ここは俺が先頭で下っていく。とにかくロックしないように、ステアしながらブレーキをかけないように気をつけつつ、慎重に下ったがチームとは差がついてしまった。ここは経験の差だろうか。
 そのまま、雨の中を走るだけの道をひたすら走り続けていくこと15分ほどでチェックポイントを迎えた。ここからまた30分ほど走ったら、もとの狩野川サイクリングロードに戻った。もう終わりは近い。しかし、ここに来て雨が止んで少し空が明るくなってきた。気持ちに迷いが出てきた。午後も走る?
 そして、スタート地点に戻ってきた。まずは昼飯だ。何も考えず昼飯を女子高生から受け取って、鮎汁をすする。いい出汁が出ていて美味しい。おにぎりをほおばっていると、また雨が降ってきた。心は完全に決まった。終了。
 昼飯を食い終わったら、運営本部へ行きリタイヤの旨伝える。ていうか、リタイヤする人の列ができているほどだ。今年は残念でした… ということで来年リベンジしたいところである。
 スタート/ゴール地点では、あゆフェスタが行われていて、いろんな露店も出ている。せっかくなので鮎の塩焼きだけ買ってほおばっていく。雨なので何しろ気分が盛り上がらない。出発写真を買ってクルマへと戻った。
 クルマの前でフレームから水を抜いて、リアシートにレジャーシートを広げて自転車を積み込む。濡れた服もすべて着替えて、SPDも履き替えて頭を拭いてクルマに乗り込む。

昼飯の鮎汁。


狩野川100km ハーフにて終了。(雨天のため)
 伊豆の定番となってきた、伊豆長岡温泉ホテルサンバレーへと風呂に入りに行く。雨を避けながら露天風呂で疲れを取り、雨と汗を洗い流してさっぱりしたら、急激に眠気が出てきた。今日は栃木には帰らず沼津に連泊なので、とりあえずは楽勝だ。そして雨足は走っているときより酷くなってきた。これは午前でやめておいて正解だったと思う。バーミヤンに寄り道してお茶して夕方には解散して狩野川100km(ハーフ)は終了となった。そろそろ連敗を止めたい静岡県サイクリングイベントである。

以上、多事走論でした。   ぐっさん。
2006年11月 1st Week
2006年11月4日(土) Cycle Mode International 2006

 朝は早くからPRELUDEで高速をぶっ飛ばして幕張へ向かう。とにかく、オープンから突撃して自転車に乗りたいものだ。去年は仕事がたまっていて参加できなかったので 今年はいじでも参加したい。カーボンフレームのロードレーサーと初心者に勧める小径フォールディングを試乗してきたいものだ。少し出遅れたのを走りで取り返して8:30には幕張メッセに到着。少し飛ばしすぎたかと反省したが、とにかく急いでゲートの方へ向かう。途中、ペット王国やらmikihouseのショーなどあって そちらも行列ができている。しかもどのエリアでやっているのか分からず迷う。
 何とか試乗PASSを受け取って列に並ぶ。俺が来た時点ですでに100人ほどの列ができていた。ただ、開場時点で俺の後ろには さらに500人はあろうかという長蛇の列ができていたので 並び始めた時間としては まあまあ いいところを取れたのではないかと思える。

Cycle Mode International 2006 試乗PASS
 オープンするやいなや まず TREKのブースを目指す。Madone SLを乗りたい。手頃な5.0、5.2は既に出払っていたので Madone SL5.5を借りる。しかしですねぇ これが いい! 今まで乗っていたロードレーサーは何だったんだ!?と思うほど軽くしなやかな走り。初めてロードレーサーに乗ってみたときの 血のたぎりを再び覚えた。そんな感覚すらある。俺のようなヘタレロード乗りに価値があるかとかそういうレベルの話ではないようだ。良い物は誰にとっても良い。フルカーボンのロードレーサーに乗ること自体が初めての俺には刺激が新鮮すぎた。楽しんで10周ほど走ったところで、TREKのブースへ返却した。そのころ、既にMadone待ちの列は長蛇の列となっていた。真っ先に駆けつけた俺の勝ちだ。
TREK Madone SL5.5
 ここからは、ひたすら並んで待つ系よりは見て回りつつすぐ乗れるものに すぐ乗る作戦でいく。となると狙いはカーボンロードよりは小径車だ。初心者指南ということでエントリー価格のものの乗り比べをしてみたい。比較的手頃な価格で売っているのがKHS、DAHONあたりになるが、すぐそこにKHSがあったので、KHS F20 WestWoodを借りてみる。MTBライクに仕立てているが、タイヤをスリックなものに変えればコンフォートなオンロードバイクとして使えると見ている。
 と言いながらコース探索もかねてオフロードから始めてみた。とてもじゃないがMTBの代わりにはなりがたい。ホイールが小さすぎるせいか ギャップにアシを取られやすい。オンロードでは やはり重すぎる感がある。ただ、走りの安定感は 微妙なところだがDAHONとの比較が必要かと思う。BD-1とかBSMとかAMと比較するのは酷なので 同価格帯で比較したい。

KHS F20 Westwood
 他はどのブースも長蛇の列なので、そのすきにいろんなブースを物色してみる。ランドナー乗りとしては 革サドルのBROOKSのサイトは見落とせない。今使っているのは SWIFTチタンだが、スワロークラシックやプロの色合いを目で見ておきたい。スワロークラシックにチタンレールモデルが出ていたのが嬉しい。錆びないというのと、わずかながらに軽いというところがSPEC追求心を満足させるものがあるのだ。
 試乗で出払ったバイクばかりで、あまり見るには向いていないショウだが、ヨーロッパ系メーカーは展示も充実している。コルナゴやピナレロなどを 物色してみる。やはり目を引くのはフルカーボンのフレームであるが、まだまだ金額を見るときついものを感じる。

BROOKS革サドル。
スワロークラシックにチタンレール出てたんだ…

Pinarello


最近流行のシートポストとフレーム一体構造。
調整利くんだろうか…。一発で決めろ!?
 昼食を挟んで、午後も少し乗ってみる。もはやどのブースも長蛇の列。KHSやDAHONみたいな手頃系メーカーも待たされる。20分近く待って やっと乗れたのが DAHON mu SL。俺が欲しいわけではないが 某初心者をどうやってとっかからせるかの一歩として乗ってみる。価格は14万程度とお手頃というわけでもないが、そこそこ良いところに乗っておこう。以前、DAHON Boardwalkに乗っている友人が言っていたが 上り坂で力が入らないレイアウトという感じはある。とにかく踏ん張れない。ふわふわしたモノに一生懸命力を入れている感じがしてしまう。
 混み合ってる試乗コースでロードにあおられ、インを刺されて うざっ!と思いながらも試乗して返した。KHSの方が走行安定性は良いような気がするのは気のせいだろうか。もう一度 KHSの方にも行ってみよう。DAHONに戻ったころには また 長蛇の列ができていた。BD1の列も長蛇。小径車を試すのすら根気がいりそうだ。BianchiやSCOTTやINTERMAXあたりにも並んでみたいところだが、ここは絞り込まないとダメそうだ。ロードなら時間的にあと1台というところだろう。

DAHON mu SL

 そこで、並ぶ前に急遽MTBに乗りたくなった。ていうか、MTBなら試乗も比較的空いているのだ。CommencalのMTBは持っているのだがフリーライドではなくダウンヒルバイクを味わってみたくなった。どんなに段差があろうとバンクだろうと気持ちよく走れてしまうがダウンヒルバイクだけあってサスはぶかぶかなので走行という意味では苦しい。下り専門という感じである。そりゃそうか。これなら裏男体やミツモチやナキムシ山でも、さらなる攻めができるのだろうか。フリーライドの楽しさを覚えたばかりの俺にさらなる刺激を与えた一台であった。MTBももっと強化していきたいジャンルですね。
 ロードに並ぶ前にKHSをもう一度試してみたくなった。DAHONかKHSか 俺の中で結論を出したかった。さっきのDAHONより遙かに安い KHS F20 ASだが、力が入らないという問題は感じない。リアサスが利いてコンフォートとな感じもある。WestWoodのようにフロントサスまで必要かというと それは感じない。ただフロントの変速は欲しいと思う。ロードやクロスに乗り付けている俺としては満足できる代物ではないが、どの程度のイベントまでこれでいけるかというと 浜名湖か霞ヶ浦が俺の体力でも精一杯な気がする。ただ、ちょっとお出かけで 40km程度走ってみたいというには 手頃で輪行もしやすくてちょうどいいバイクとは言える。
KHS F20 AS

Bianch 928 Carbon
最後に試乗したのは、結局 Bianchi 928 Carbon。軽さはさっきのTREK Madone SL5.5と持った感じでは差を感じないと言っても あっちを持ち上げたのは朝イチだからもう比べられるほど覚えていないというのも実情。こっちは カーボンの柔らかさをひたすら感じるモデルである。朝乗ったTREKと比べると 少し もさーって感じの加速感でもある。ただ 路面の入力の受けは少ないように感じる。それでも 今 俺が乗ってる アルミのGIANTよりは加速の鋭さとかそういうところは十分にある。この値段なら買い換える価値は感じる。

半端なく混むので来年から行く人は 心して行きましょう。
さあ、フルカーボンなロードレーサー購入に向けて借金借金貯金貯金。

以上、多事走論でした。  ぐっさん。
2006年11月 2nd Week
2006年11月12日(日) 森町サイクルツーリングデイ 参戦

 前日である11月11日、宇都宮も向かう途中の東名高速も雨が続く。サイクリング大会だと言うのに雨の中を向かって行く俺って一体何しに行ってるんだろうという気にもなる。ただ、雨移動の次の日のサイクリング大会は春の浜名湖、伊豆スカイライン(中止)と比較的 天気運がいい。静岡市内の居酒屋で前夜祭をやって気分を盛り上げていく。距離は短いし午前と午後で出走を選ぶこともできるので気楽だ。最近、流行ってきた静岡おでんや刺身や黒はんぺんをつまみに磯自慢 吟醸を楽しむ。やっぱり静岡はイイ!
静岡おでんで一杯。

 目覚めた朝。夜は明けていないものの空は雲の色ではなかった。晴れ間さえ見れる。しかし、下界である静岡市内の時点で寒い。これは山の上は半端じゃなく寒いだろう。去年の再来か!? 日が昇ってくると空はこれでもかっというほど青い。今までの雨のサイクリング大会が続いた鬱憤を晴らすかのような天気だ。国道1号線を気持ちよく走り抜けて森町へたどり着いたが、寒さは相変わらずである。
 人一倍組み立てに時間がかかるランドナー君を組み立てていく。ただの重量部材であるアウターキャリアも全て装着。天気は悪くないが泥よけも装着。軽いランドナーほど野暮なモノはない。旅にでれるスタイルを作って構える。それが必要かどうかは問題ではないのだ。キャリアと泥よけが装備されて初めてランドナーなのだ。
 そして開会式。狙うは大会2連覇。気合いを入れて森町へと向かってきた。そして、ついに優勝者が発表された。東で最も遠くから来たのは 去年に続いて今年も栃木県宇都宮市の私と言うことに。賞品として森山焼の花瓶を手にした。去年の西の王者は奈良県ということで栃木と良い勝負だったが、今年の西の王者は岐阜県ということで圧勝だ。
 今年も大会のお手伝いをして下さる白鳥和也氏と再会し、見送られながら出発。やや寒空の中、秋の山里といった感じの気持ちの良いコースを走り出す。去年ほど天気の不安は感じない。雨に洗い流された空気のおかげか澄んだ景色に見える。チャリの重さが重さだけに、少しの上り坂でもかなりつらいものがある。ただ距離は短いので気楽と言えば気楽である。

ランドナー こんな出で立ちです。

杉の美林を抜けていく
 最初の山場は大友家へとあがっていく激坂。去年はディレーラー台座の変形でシフトが決まらずチェーン飛び連発でチェーンが切れた。坂の途中で修理するという憂き目に遭う。今年は順調にインナーの1速に落としたが何故か変速が決まらない。仕方なく1枚残しのインナー2速であがっていく。こんな時のためのローギアだから決まらないというのは困ったモノだ。よくよく考えると 1ヶ月前にワイヤー交換をしたので初期伸びが出始める時期ではあった。トルクをかけたときに落ちるというのは 調整が完全ではないからだろう。去年の反省が生きていない結果だけに何をしてるんだ俺は…という感じでもある。ただ切れることはなく登り切る。
 かやぶき屋根の旧家である大友家が最初のチェックポイントとなっている。ここから距離にして1kmほど上ると傾斜は一段落である。しばらくはダム沿いの道を徐々に上っていく。トンネルも続くのでLED5連発ライト2個をONして明るさを確保する。

森町 大友家
 去年はメカトラブルによるタイムロスを取り返すべく必死で走って足きりを逃れる戦いだったが、今年は余裕はある。走りの調子があがらない点以外は順調と言える。金剛院へのヒルクライムの直前は狭い杉林の中の道をくねくねと走っていく。上りなのでテクニカルとは言えないが これを下りで行かないといけないとなると、かなり面白そうな道である。
 いよいよ金剛院へのヒルクライムが始まった。相変わらずスピードは冴えないが 足の動きが続くようになってきた。足を付かずに 結構 いいところまであがっていけるようにはなってきた。復調の兆しか。ここは根性の見せ所である。傾斜がきつくなって押して歩く人が増えてきたところを、ランドナーでぐいぐいと上っていく。決して押して歩かない、諦めて引き返さないをモットーに活動しているプライドだ。
 最後の坂を上り終えると、金剛院の建物が見えてきて、その脇の砂利を抜けて奥へ行くとチェックポイントが見えてきた。絶不調といえば絶不調。実力通りといえば実力通りな走りで何とか登り切ったところにとりあえずは喜んでおこう。とにかく、できることからやるというスタンスでいくしかない。タイムは遅いが、この調子で1000mでも2000mでも上っていける走りができればそれでよいわけで 500mUPで使い切ったわけでもないので上出来だ。

金剛院への最後の上り坂
 そろそろ腹も減ってきたので下る。この下りはかなりテクニカルだ。去年は雪も降っていたし、ある程度下ると本格的な雨が降りしきっていた。寒いし路面は滑るし危ない状況。よく下ったなぁと思うほどドライでも結構危なっかしい道である。杉の葉が落ちてズルッと滑りそうな道が続くので轍を狙ってライントレースの精度で下りきる。上りはへっぽこだが下りだけは本気を出すと 仲間と差が付いてしまう。そこは どんな種類の峠をいくつ越えてきたかと 自転車のコーナリングの限界を知ってそこまで使うかの差だろうか。
 最後は風が強くなってきたので先頭を交代しながら引っ張り合いになり、気が付いたらちぎり合いになって 35km/h〜40km/h巡航となってきた。ランドナーでそんなスピードを維持できるわけもなく脱落。ゴール手前の饅頭屋への寄り道を先頭に提案しようとしたが饅頭屋の手前で追い越すこともなく、そのままゴールへ。
 白鳥和也氏と話しつつ、昼食を受け取り腹を満たす。静岡おでん、おにぎり、暖かい豚汁、浜松コーヒー、自主的にやまめの塩焼き。どれも体にありがたいものだ。浜松珈琲って何のことか不明だがご当地珈琲なんだろうか。確かに浜松にはブラジル人が多いが豆はエクアドル産のようだ。

とりあえずは昼飯。
 ナガシ氏の会社の先輩たちは午前で終了し、俺たちは去年参戦を見送った午後の田園ポタリングの方にも参戦する。午後はアップダウンは比較的少なく、距離も24kmほど。ここは いかに寄り道を充実させるかが ゆるいサイクリストとしての腕の見せ所である。スイーツに風景写真に寺社仏閣 とにかく寄り道重視で頑張りたい。
 しかしながら、悪く言えば田舎すぎて寄り道スポットも少ない。写真を撮るにも平凡な田園風景である。強いて言えばチェックポイントの駅なんかが 古風で味があるというぐらい。天竜浜名湖鉄道の遠州一宮駅はススキの穂が揺れるし無人駅なのでホームに自転車を入れて一枚の写真を撮る。駅舎の中にそば屋がある。店は閉まっていたが美味そうなオーラを感じる店である。他は途中でスルーしてしまった栗蒸し羊羹、茶産地である森町産と思われる本格的なお茶屋さんの香ばしくさわやかなお茶の香りが気になるぐらいで。来年こそはちゃんと寄り道をしよう。そう心に決めた午後の前半でした。

遠州一宮駅
 ここからは小国神社へと向かっていく。この辺から上り坂が始まった。上りが始まると相対的なペースはみんな速い。体と自転車の重さの差が出てしまう。途中で でっかい急須が湯飲みにお茶を注いでいる看板のお茶屋があったが 追いつけないために寄り道できずにスルー。
 そのまま小国神社で休憩。うっそうとした杉並木の参道を歩いていく。SPDのクリートにジャリジャリ言わせながら。それにしても今日は晴れ着の子供が多い。七五三の時期なのだろうか。俺も今年で30だが 30,50,70では七五三はやらないのかなどとバカなことを言いながら歩いていく。厳かな雰囲気の神社にお参りをし、年甲斐もなくおみくじなんて引いてみる。見事、大吉を引き当てた。ていうか、こんなところで運を使い果たすなよ俺と言いたくなるが、七五三対応と言うことで大吉多めになっているのだろうか。小国神社からキュッと上る坂を越えると、なかなか急で楽しめる下り坂が続く。

森町、小国神社
ここから森の石松の墓、大洞院へと走っていく。俺たちを除いてビリ集団かと思われる子供たちとイベントサポーターの姿が見えてきた。何とか追い越したところで大洞院のチェックポイントで休憩。そろそろゴールへ向かいたくなってきた俺たちはそそくさと出発した。なぜそんなに急ぐか。ビリと少し時間差を置いてゴール寸前の饅頭屋に寄りたいのだ。スイーツのひとつぐらい見つけないと、寄り道スポットを探すおきらくコースの田園ポタリングに参戦した意味がない。
 もうアップダウンはほぼない。森町の街へと下ってきた。田園地帯とお茶屋さんの香り、のんびりとした街。こんなのを楽しみながらゆっくり走るのがサイクルツーリングデイの午後の部を楽しむ極意だろう。ほどほどにペースを上げながら饅頭屋さんを目指していく。

最後のチェックポイント・大洞院
 ようやく最後の信号が見えてきた。さて、買い食い的休憩だ。買って帰るよりは その場でつつきたいものだ。フロントバッグにしのばせて置いた生茶を取り出し、店内へ。ずばりオススメということで聞くと、一番に「梅ごろも」を勧めてきた。5個入りなので1パック買って みんなでつつくことに。これがほんのりと梅の香りがして、口溶けのいいこしあんで 生地がモチモチしながらも薄く柔らかく美味い。ちょっと汁気が多くべとべとしやすいのが唯一の難点かな。少し写真が撮りにくかったです。ただ、買って帰るよりその場でつつく買い食い感がツーリング中の食の楽しさというもんであって 醍醐味とも言えます。
 最後はほどほどにダッシュしながらゴールを目指します。今回は大会サポートのBianchi乗りの名の知らない兄さんは去年の北遠レギュラーコースで俺が最後に引いていった人。あのころは俺も走りが熱かったよなぁとしみじみと振り返りつつ再起を心に誓う。

森町名物 梅ごろも
 無事ゴールのチェックを受けて、午前午後併せて73kmを走り抜いた 森町サイクルツーリングデイは終了。食べ放題のお汁粉で暖まりながら 閉会式と抽選を迎えます。ここまで負けるかというほどじゃんけん大会に負け続けて、最後は とにかく持って行ってくれの珈琲をもらって片づけます。
 白鳥和也氏の車のところでコーヒーをいただいて、いろいろと話をして今日は撤収です。思い残すことは無いですが来年も参戦したいと思います。
 大会運営の方々とも顔見知りになってしまい、帰りに掛川のつま恋で温泉に入って、湯上がりにまったりとしていたらブリーフィングや閉会式の司会の人と会いました。是非是非 来季もコンセプトのイベントに参戦して自転車生活を有意義に過ごしたいモノです。2006年 イベント参戦は気持ちよく終わったという感じでした。

ゴールで お汁粉
 ようやく「サイクリング大会の次の日は有休を取れない」のジンクスを脱した俺は静岡で夕食を取り1泊。日曜日は浜松に行って祖父さんの見舞いをして、好天の中で車で帰っていきました。静岡県のサイクリング大会に参戦するのは今年は4回目になりますが、初めて富士山が見えました。
富士川SA 富士川楽座から富士山の眺め

以上、多事走論でした。  ぐっさん。
2006年11月 3rd Week
2006年11月 18日(土) 東京国際自転車展2006

 試乗がメインのサイクルモードと見る側としての位置づけは違う。サイクルモードは人が多すぎバイクが試乗で出払い過ぎで あまりじっくりと見れないという欠点はあった。そういう意味では こっちの展示会の位置づけを 見る方に特化した方がいいと思っていて、多少はそこに期待して行ってみる。ただ、年々 見所は薄くなっているのは事実。基本的に運転が好きなのでPRELUDEで高速を飛ばして東京へと向かった。 まずはチケットを購入。並ぶ必要もなく当日券でOKだ。安かろう悪かろう系の中国メーカーを通り過ぎて一番奥から流しつつ見ていくことにする。
 一番奥で気になった物と言えばHORIEのチタンの焼き付け色のスポークだ。見た目はエロい。普通のスポークにチタン焼き付けの色加工をしたものである。こういう掘り出し物系が何か見つかるのが このショーだ。

HORIEのチタンコーティング
 次に気になったのは、Panasonicコーナーのツーリングバイク。これもランドナーの姿としての新提案といったところだ。分割式のフレームのため従来のランドナーのようにブレーキワイヤーをハンドルから抜く必要もないので 数少なくなってきたワイヤー飛び出し型のブレーキレバーでなくてもいいのだ。ただ、どうせならNITTO CAMPEEなど本格派のキャリアが着くようにダボを設定して欲しかった。分割部分の信頼性がどの程度のものかというのと やはり切り貼りなので剛性とか力学的な特性がどんなもんか気にはなる。
 滅び行くツーリング車というジャンルに一石を投じてくれた計らいは多いに評価したいモデルである。
縦に並べて26inchモデルも展示してある。こちらは分割フレームではなく前輪と後輪をはずして輪行するようだ。ただ着いているキャリアはNITTO CAMPEEだが、いつの間にかヘッドライトを取り付けるための棒が溶接される仕様となっていた。これは是非ともNITTO CAMPEEシリーズのフロントキャリア全てに踏襲して欲しい仕様だ。今はライトの取り付けに苦戦しているのが実情である。思わぬところで実りの多い展示だった。

Panasonic OSD3
(700Cホイール+分割式フレーム)

分割勘合部分(トップチューブ側)
何故か中身が見えている状態で 勘合?


分割勘合部分(ダウンチューブ側)
ここも中が見えている状態で 勘合?


こちらは26inchモデル。まあ普通です。
ホイールの大きい700Cの方が俺は好きですね。

新型NITTO フロントキャリア
ヘッドライトの台座が追加されました。

 付けるつもりは無いが、電動アシストシステムのサンスター技研の展示で、基本的にどんなフレームにも後から付けられるアシストUNITが出ていた。電動アシストしつつ後ろは10段変速とか そういうキワモノのバイクも作れてしまうのだ。どうしても自転車とセットで考えないといけなかったところに対して画期的ともいえるUNITだ。
 ただ、個人には販売していないようなので 入手方法と組み付け方法は不明だ。ショップでできるのか提携したメーカーでしかできないのか。世界に数台とかそういうキワモノ好きの俺としては、世界に一台しかない電動アシストの ○○ なんていうバイクを1台作ってみたいなどとイケないことを考えてしまうわけで。見てるだけで少しワクワクしてしまうものだ。
 ただ、小型軽量というのを売りにしてバッテリーが小さいので どんなもんかというのと、ママチャリより緻密な変速操作で多少は 少量のバッテリーでも航続距離は稼げるのか? などと考えてしまう一品ですね。

サンスター技研 Interigent Bike Unit
 そしてオシャレに小径車を乗りこなせということで、BD-1のブースではバッグなどトータルコーディネートということで いろんなスタイルが紹介されていた。見た目はオシャレだけど走りは本格的! というところがいいですね。見た目がオシャレで走りは手抜きしまくりでは困ってしまいますし、楽しさもないですからね。
 そして その隣の TESTACH、Revendellには、ぐっさん。のランドナーの兄弟車 Revendell Rambouilletが展示してある。こういう細いフレームのツーリング車というのは いいものである。Revendellは溶接のラグの形状が 美しい。ヘッドマークとペイントも渋くていい。これも700Cと26inchの両方がラインナップされている。TESTACHもクロモリ ツーリング車に参入してきた。何げにニッチかと思われたこのジャンルも徐々にメーカーが参入してきているような流れを感じる。
 そこそこのブランドで言うと、Panasonic、Revendell、TESTACH、RALEIGH、ARAYAなどが今現在 生産しているわけで。

BD-1のブース

Revendell Rambouillet

Testach ディアブロ

試乗もあまり(ほとんど)できず 低調なショーではあるが、じっくり物がみたい人 何らか 見所を見つけられる人には 行く価値は まだ辛うじてあるかなという感触でした。

以上、多事走論でした。   ぐっさん。
2006年12月 2nd Week
2006年12月10日 (日) 八溝山ダウンヒル

 朝早く起きること5:30。自分のコメンサルは 大きすぎてPRELUDEのリアシートには乗らない(← じゃあ何で買ったんだ 俺!)ということで 俺のはサイクルショップカントウのハイエースに預ける代わりに俺はレンタルMTBとして使っている 比較的小さいのを預かっているのだ。だから寝坊ドタキャンは許されない緊張感で朝起きる。長袖のインナーと起毛付きのレーサージャージとレーシングタイツと短パンを1枚はいて出発。
 サイクルショップカントウの前にPRELUDEを止めて 近所のファミマで朝食と昼食と糖分補給源としてきなこもちチロルチョコを買って待機する。朝からしっかりとパスタを食べながら待っていたら忘れ物に気付いたので ふとピッチがあがる。食い終わったら挨拶もそこそこに俺は先に出発して家に寄り道して、スペアのチューブと工具を取りに行く。最近の忘れ物の多さは困ったモノだ。空は晴れているが霧が立ちこめる道をすっ飛ばして馬頭の道の駅へ先回りして待機する。
 八溝山へと向かっていく間に空は晴れてきた。霧も晴れてきた。スッキリした天気が気持ちいい。林道を下りてきたところの広場に2台クルマを残して、山頂へとクルマで向かっていく。下ってきたところにクルマを残しておいて、終わった後に運転手をそのクルマに乗せて山の上に取りに行くわけですね。
 なかなか厳しくも面白い急な坂とコーナーをPRELUDEで走って上っていく。程なくして山頂について、泥対策と寒さ対策をして出発。いきなり押して歩くほど順調な走りで山頂への短い上りを耐えて、シングルトラック(クルマが走れないような登山道)を下り始める。
 ほどほどにしなり、ほどほどに踏ん張るサスペンション。安定感のある走りを満喫しながら下っていく。とは言え右に落ちると ずるずると斜面を滑り落ちてしまいそうなところ(木には引っかかると思うが)を やや緊張しながら走っていくが、だんだん慣れてくると楽しくなってくる。たまに木の根っこに足を取られて横に滑るのもご愛敬。時々来る上り返しに苦戦しながらも 楽しんで下っていける。俺のシングルトラックデビューは前転2回に転倒2回とさんざんなものだったが八溝はまあまあ走りやすいですね。昨日が雨だったので足下がぬかるんでるかというとそうでもなくて助かりました。

八溝山 山頂
シングルトラックの入り口にて
 ひとしきり下りを満喫すると、大神宮山への上り坂が始まります。足下もそこそこぬかるんでるし 体も自転車も重いので 押して歩きます。ただ転がしていくと言うよりは ラグビーのスクラムを思い出すほどの前傾姿勢で押してあがり、時折倒れている木はチャリを持ち上げて乗り越えます。俺って下りに来たんだよな?と思ってしまうほどの長い上り坂を上り終えると山頂で昼食です。風通しもよく半端じゃなく寒い中で よく冷えたおにぎりを頬張りながら 話をするもギャグが出ません。もっておいたフリースを着込んで カイロで手を温めながら休憩です。いっぱい買っておいたチロルチョコを持って甘いモノをメンバーと交換し、コンロでお湯を沸かしてもらったのでコーヒーを分けてもらって暖を取ります。
大神宮山の山頂の眺め
 昼飯時に脱いでいたヘルメットは汗を吸っていて しかもキンキンに冷えていて 思わず絶叫するようなかぶり心地ですが出発です。先頭を行くベテランさんですが 絶好調に直線を下って、右へのブラインドコーナーを回ると横たわる丸太が…! いきなり転倒のアクシデントもとりあえずは無事なので笑えました。ていうか俺が先頭だったら えらいことになっていたような気がする罠(と書いてギャグと読む)でした。
 そんな調子で楽しく下っていくと シングルトラックは終わって ダブルトラック(ジープロード)に出ました。しかし、本当にきついのはここからでした。足下は強烈にぬかるんでいて ホイールが1回転すると1kgちかい泥を巻き込んで回り3回も回るとサスペンションとタイヤの間に泥が詰まって回らなくなってしまいます。泥をかきおとして また 押して歩くが また詰まって前輪も後輪もロックされる…。川口浩探検隊か何かになったような気分です。しかも道は切り倒された木で覆われてふさがれています。MTBを持っていなくて手ぶらで歩いてもつらい道です。泥の罠を抜けて 最後は砂利道を下ります。タイヤに付いていた泥は全て顔へとはねてきます。昨日 カントウに行ったときに泥よけを買わなかった俺の負けです。そうです負け組です。顔はほくろのような泥がいっぱい付いて 着てる服も泥まみれ MTBやってたんだなぁ〜 という感じの見た目になっています。
 そんなこんなで下ってきました。泥まみれの短パンなどを脱いできれいな面を出して靴も脱いで、下に置いておいたHonda LAGREATに乗り込みます。2台置いていたのですが 1台のオーナーは上のクルマにカギを忘れてきてしまいました。ということで9人がLAGREATに乗り込みます。俺はケツの半分だけシートに乗ってる状態で車ごと山へとあがっていきます。それでもさすが LAGREATこと US-ODYSSEY。V6 3.5Lのエンジンはうなることもなく力強くあがっていきます。

シングルトラック終盤あたり

ハンパじゃなく泥まみれなMTB
 PRELUDEへと乗り換えて山を下って さきほど 自転車を置いてきた場所へ戻ります。下で待ってる人に自転車を洗ってもらいつつ下るのですが、そろそろ眠くなってきて前を走るCUBE3にカマ掘りそうになりますが 何とか戻ります。びっくりするほどきれいに洗ってもらった自転車を積み込んで次は温泉です。
 余暇活用センターやみぞへ行き 風呂に入ります。まずは泥と汗を洗い流して さっぱりしたところで 湯船に入ります。いや洗い流さないで入るのは犯罪でしょう。湯船には大子の名産リンゴがたくさん浮いています。かけ流しで夕方だからかお湯にはリンゴの香りはほとんど残っていません。リンゴもお湯でふやけるかと思ったら結構固くて立派なものです。くずリンゴばかりでやってるのかと思ったら 普通に売って食べればええやんってぐらい立派なモノばかりです。写真はHPからパクりです。女湯に入りこんでパシャッと撮ったわけではありませんので あしからず。お湯に漂うリンゴに囲まれながら温泉で暖まって回復です。癒されます。でも露天風呂が無いのが何だか物足りませんね。

りんご湯 (転載です)
 温泉で解散し、各自 帰って行きます。道の駅 馬頭あたりで空腹が盛り上がってきたので夕食です。ちたけそばか何かをいきたいところです。しかし、季節はずれだったせいか ちたけそばは無いようで、一応 広重の美術館もある馬頭なので 「広重そば」というのを頼んでみた。広重の富士山の絵を模しているのか、大根おろしにイクラが乗っている。これだったら かき揚げ蕎麦とかのほうがボリュームもあるし 美味しそうだし正解だったかもしれない。蕎麦自体は 地粉の新蕎麦ということもあって甘みも少しあって美味しい。若干物足りないので コンニャクをところてん風にしたてた、刺身コンニャクをやってみる。これ意外と美味しいじゃん。まあまあな夕食でした。

広重そば

刺身コンニャク


年内最後のサイクリングイベントでした。八溝山のシングルトラック なかなか楽しかったですね。

以上、他事走論でした。   ぐっさん。

先月に戻る

来月に進む
HOMEに戻る
多事走論 最新号に戻る
多事走論 バックナンバー一覧