週刊 多事走論 バックナンバー 2007年3,4,5月合併号
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2007年3月 1st Week @
2007年3月3日(土) GIANT FCR ZERO改 ポジション修正

 少しアップライト過ぎたハンドルの修正を含めて、ロードレーサーのポジション決めをするため、走り出した。
 ALPS LABっていう ルート表示サービスを使ってみました。 だいたい こんなルートで、鬼怒川の河川敷沿いにある 鬼怒川自転車道 を走っていく。河川敷の道はクルマやバイクも来ないし見通しも良いので安全に自転車を走らせることができる。今回はロードレーサーで行ったけども、MTBやランドナーならダートと舗装路を気分によって選べるのだ。
 もともと このロードを手に入れた経緯からして仕方がないのだが、ハンドルが低くて遠かったのだ。腰への負担が大きいし 力が入りきらない場面がある。そこで、ステム(ハンドルの根本の部品)を短くて角度が高めにふれるものに変えたかったのだ。
ということで ステムの角度を最大(40度)まで振って ハンドルを上げすぎたら、ハンドルが高くアップライトなポジションになりすぎて力が入らない… なんだかロードではなくママチャリに乗ってる気分になる。確かに腰は楽だが走りが悪すぎる。そしてカッコも悪すぎる。少しやりすぎの感があった。ちなみにこれはステム110mm×40°だ。
 今度はステムの角度を20°まで下げて少し前傾姿勢に戻してみた。しかし、走りは全くさえない。ただ、課題はステムとかハンドルでは無いようだ。安心して後ろに下げたサドルに原因がありそうだ。足の動きからすると、@何となくペダルを踏み抜けていなくてかかとがペダルより低いところに行くので足首がいちいちブレてる A踏み込む角度がイマイチで太ももの根本の関節だけで走っている感じだ。
 ということで 途中の公園で止まって サドルを3mm上げて 前に3mm移動。少し乗ってみると太ももの筋肉が働き始めたのが実感できた。下死点まで踏み込んだ時に かかとが下がっていたのが解消して回転がスムーズになったような気がする。ちなみに これは ステム110mm×20°だ。
まあまあ 良い感じじゃない!? ということで 今日はこのまま走ってみる。鬼怒川自転車道の下流側の終点まで走って引き返した。脚力は相変わらずショボいが ポジションの違和感はほぼ消し込めたような感じはする。これなら浜名湖も安心して走れそうかなという手応えは得られた。

決まった。見た感じもバランス良い?

以上、多事走論でした。  ぐっさん。
2007年3月 1st Week A
2007年3月4日(日) 鬼怒川河川敷オフロードコースで ドロップオフの練習

 せっかく積載性の良いクルマが代車で回ってきたので、ちょっとMTB(フリーライド Commencal Supreme)を乗せて 出かけてみました。昨日走ったコースの途中にある 管理者、使用ルール ていうか誰が作ったのかすら不明のオフロードパークのようなところに行きました。
 先日の御前山ではヘタレぶりを存分に発揮してしまいましたので、テクニックを磨こうというか 感覚を取り戻したいといったところですね。特にやばいのが急斜面の下りや階段下りでの身のこなしです。上から傾斜を見てしまうと下れる気がしないため足が止まってしまうんですね。大学時代はママチャリやランドナーで 壁みたいな坂を飛び降りたりしていたんですが、そんな度胸もなく…。現実にはダウンヒルをやりに何度も山に行けるわけでもないので、こういうコースでドロップオフだけ練習したり そういうことができるのだ。疲れたら クルマまで何とかして走るとかしなくても すぐ帰ることもできる。
 Honda LiFEにコメンサルを積み込んで出発する。軽自動車とバカにしていたが、ダイブダウンするリアシートがあり ほんとにスッキリと収まる。自転車乗りとしてはありがたいパッケージングである。PRELUDEに積むより かなり楽だ。近所の石窯パンの店でブランチ(ていうか完全に昼飯だ)を食べて、鬼怒川沿いに南下していく。いつもは自転車で行くのでクルマで行くと どこを走ってどこで曲がれば良いのか分からないかと思ったが、まずは野生の勘で走っていき、目印の蓼沼親水公園へは案内看板も出ていてなんなくたどり着いた。
 長袖のシャツにフリースまで着込んでいたが、今日は暑いぐらいの陽気だ。結局 上はTシャツだけでMTBを組んで駐車場を後にした。まずは土手を上ってコースへと向かっていく。500mも離れていない。土手を駆け下りてコース入りしたいところだが、すっかり感覚が戻らない俺は足が止まって動かない。普通に道からコースへと降りてみる。今日は混んでいるようだ。4WD用(?)のコースには2台、バイク用のコースには多くのバイクが走っている。
 バイク用のところは入ったら轢かれそうだし、ドロップオフとかもあまりないので行かず、のんびりと回っている4WD用(?)のコースを使わせてもらう。クルマが取り回しをしているところは避けて、まずは傾斜もゆるく高さも2m前後の簡単なドロップオフを駆け下りる練習から始める。駆け下りては また上へとエスケープルートから上がる。地面はやや砂っぽくグリップもすくない。ただ柔らかい地面なので、転倒したら埃まみれにはなりそうだが大怪我はしなさそうだ。
まずは下の写真の右から順にやってみる。多少はケツを引けば何とか下ってしまえる。左に行くほど落差が大きく難易度は上がる。一番 左のレーンに入ったとたんに足が止まる。下りはじめは 70°ぐらいありそうだ。もちろん立つことはできない傾斜だ。何本かやりつつ、下りはじめで立ち止まらず 勢いに乗ることを覚えると とりあえずは下れるようになった。ほとんど下り始めに目をつぶって気が付いたら下り終えているというレベルでコントロールはしていない。しかし何本かやっていると慣れてきた。下りきった直後に左へ曲がる練習までやってみたが 鋭く曲がれない。新たな課題が出てきたようだ。まずは下りきって急制動するところまでとしておこう。

右から左に行くにしたがって落差が大きくなる
 10本ぐらいやってると、飽きと疲れが来たので 他の斜面にトライしてみる。さっきより傾斜自体は短いが壁のような急なドロップオフにチャレンジしてみる。後輪とケツが当たるぐらいケツを後ろに引いて 思い切って下ってみる。着地した時にリアサスがしっかり沈んで安定を取り戻す。買って良かったコメンサル。
 だんだん混んできた。クルマ4台とコースの様子見をしているバイカーの集団。そんな中 唯一 エンジン無しでコースに挑んでいる俺が目立ち始めてきた。俺の独壇場だ。
 ゆるゆるっと来て ガクンッと落ちるコースにも飽きてきたので 少し変化のあるコースで遊んでみる。今度は上の方は比較的緩いが着地寸前にガクンッと落ちる形だ。ガクンッの高低差は50cmもない。これまでは全てスタートにガクンッがある下りだが、今度は最後というところが違いである。スピードが乗ってきた後でのガクンッがちゃんとこなせるかどうかを練習したい。あわよくば下りきったら素早く右に曲がるところまで練習しておきたい。雑談している4WDerの人達を横目にトライは始まった。最初から備えてケツを引いてるので 下りきることは容易だが着地が前のめり気味で美しくない。
 何回かこなしていると、このセクションも楽勝に思えてきた。最初のコースから通しでやってみたが、もはや恐怖感のようなものはない。技術的にも精神的にも感を取り戻しつつあるようだ。よかったよかった。
 ボトルケージのポカリスエットも飲み干したし、喉も渇いてきたし混んできたし 引き揚げることにした。土手の上のサイクリングロードから駐車場までも土手をオリャアアアアっと下って帰り着いた。有意義な練習となって満足である。

以上、多事走論でした。  ぐっさん。
2007年3月 3rd Week
2007年3月18日(日) 浜名湖サイクルツーリズム2007 参戦

 散髪をしたいということで、昼には浜松入りしたいということで、金曜日の夜中に出発です。朝から出発だと結局のところ混んでしまって たどり着いて慌ただしくなってしまうかという読みです。空いてる時間の方が安心して走れますからね。「特命係長 只野仁」「タモリ倶楽部」「検索ちゃん」を見てから、荷物を積み込んでシャワーを浴びて出発です。
 この時点で夜中の3時。上三川ICそばのガソリンスタンドでハイオク満タンにして、誰も走っていない高速道路を疾走する。何事もなく順調に浦和料金所にたどり着いた。首都高も時間帯が真夜中なのでガラガラに空いている。気持ちよく走り抜けて東名へ向かう3号線へ。東名に入ると3車線になる。これもほどよく空いていて走りやすい。右車線を快調に走って行く。しかし、東名が右と左に分かれた時から雨が降り始めてきた。静岡県に入ると雨足は強まってきた。天気予報は晴れと行っているが、この時点で既にはずれている。少し不安になりながらクルマを進めていく。東北道の蓮田SAで休憩して以来、ノンストップで来たので休憩というか仮眠を取ろうということで、富士川SAに立ち寄った。上り線の富士川楽座と比較すると 少し貧弱なSAだ。まずは助手席に移動して、シートを倒して眠る。
 わずかな仮眠でスッキリと目が覚めた。日が昇ってきたが、空は鉛色の厚い雲に覆われ雨が降りしきる。さすがに浜松まで行って雨では困る そんな晴れない気持ちの中、朝食を買う。しかし、店はまだ準備中だ。開店準備が整うまで待つ。富士宮焼きそばと丸天のタコ棒を買う。こんがりと焼けた焼きそばは香ばしく美味しい。タコ棒も熱々の揚げたてで美味しい。満足な朝食を終えて、西へと向かって高速を走り出す…。と言いたいところだが 富士-清水で事故があったようで渋滞だ。まあ急いでいるわけでもないので のんびりと渋滞に巻き込まれて進む。
 事故現場を過ぎると、道路は一気に空いてきた。また右車線を快調に飛ばしていく。静岡を過ぎて大井川を渡り、いよいよ浜松へ。
 9時半には浜松ICを降りる。大学の近くの公園へと向かう。駐車場もあって仮眠も取れる。学生向けの安い床屋もある。サッパリと短く刈ってしまいたいものだ。床屋へ行き、散髪を済ませて、和地山公園へと向かう。駐車場で少し仮眠をする。しかし、周りはざわついているし、日差しも強くて熟睡はできない。そうこうしているうちに昼にもなってきたので、昼飯を食べてから、中田島砂丘へと向かった。窓を開けて風を入れつつ 日差しに耐えて仮眠を取る。何とか合計4時間半ほど睡眠できたところでホテルへと向かう。
 ホテルにチェックインして、テレビを見ながらマッタリとしていたら、前夜祭に参加するメンバーたちは集まってきた。駅前に繰り出す。駅前はなにやら衣装を着た若者たちでごった返していた。そういえば宿もやけに混んでいたし祭か何かなのだろうか。駅前には「浜松よさこい祭」と書いた旗があって若者達が踊っていた。よさこい祭は高知のもんだろうとツッコミながら通過し、静かな裏の飲み屋を開拓する。刺身のうまそうな 少し高めではあるが店を確保して入る。穴場だけあって空いていたが味はよく日本酒も充実していて、新しいメンバーも迎えて楽しい宴は過ぎていく。 そして、ホテルに戻って眠りにつく。明日は帰り道も含めて体力勝負なので しっかり寝ておきたい。
 そして朝は訪れた。5:30に起きた。天気はしっかりと晴れ。しかし 寒い。栃木の冬と思える寒さ。寒さに震えながらもホテルを後にする。そしてホテルの駐車場からクルマを出そうとしたら、ゲートが開いてすぐに閉まる。どうやら故障のようだ。フロントへ戻ってゲートを開けてもらう。
 駅の南口に集合し、コンビニで朝飯を買って食べながら待つ。浜名湖ガーデンパークへ向けてクルマで出発。途中のコンビニでコーヒーとVAAMゼリーを買って行く。絶好調な有酸素運動ということで いきたい。
 ガーデンパークで自転車を組んでいると、輪行で参戦のメンバー達も無事に合流してきた。寒空の下で受付を済ませて、必要最低限の荷物をウェストバッグに詰めて出発に備える。開会式が始まった。今年は東と西の最も遠くから来たで賞の表彰がある。宇都宮からの参戦 十分 優勝候補の距離である。いよいよ発表。「栃木県…」と来たが「塩谷郡」ということで わずか数10km及ばず。これだけの規模になると 簡単ではないようだ。
 そうこうしているうちに出走の時間がやってきた。ウェストバッグに記念品のバンダナを付けてスタンプ紙をもってスタートに並ぶ。ファンファーレとともに出走。ポジションを直したおかげかダンシングでの走り出しは楽だ。最近はいろいろな車種が見られる。自転車ブームが確実に来ているのが見て取れる。  まだ風は弱い浜名湖沿いを快走していく。このサイクリングロードの気持ちよさは全国でも屈指であろう。とにかく湖が近い そして自転車専用道路だけに安心感がある。
 ただ、参加者が多すぎて渋滞しているといった感じで、25km/h〜30km/hのペースを狙って走るのは結構 難しい。もう少し進んでいくと差が付いてくるし参加者もばらけてくるので走れるようになるだろうという期待はあるものの、このあたりこそ自分のペースで走りたいルートでもある。
 流れに乗りつつ、大会運営サポートのメンバーと話しながら走っていく。先週の試走ではもっと強烈な風が吹いていて、みんな体を斜めにして走るわ波は越えてくるわという状況だったようだ。時々、そういうときもあるのが浜松であり浜名湖だ。そして、第1チェックポイントである舘山寺温泉に到着。全く体が温まらない。最初の支給品はお茶でした。そしてトイレは激混みなのでスルーします。
 舘山寺温泉から一度、心臓破りの坂を越えて高速道路の下をくぐる ダンシングでの上りを楽しむセクションを超えていく。ダンシングが本当に楽になってペダルに力が入るようになった これはポジション修正の成果だろう。

開会式の様子。それにしても人が多い…。

服装と自転車に嫉妬。

浜名湖自転車道 このルートは最高ですね。

混んでて前に進めない…。

舘山寺温泉街を眺める。

 また浜名湖沿いを走り、旧細江町の都田川の橋を渡って、ホンダ系の自動車安全運転教習施設があってそこが第2チェックポイントだ。正直、仕事のテイストが入ってイヤなところでもある。気賀の関所でもいいじゃんと思うのだが。
 ここで支給されたのは、引佐(いなさ)銘菓の みそまん である。生地に味噌が少し練り込んであって、あんことの甘みのギャップがいい。エイドステーションでは 3つのバットが並べてあって、店違いの3つということで どれか一つを選ぶということだ。そういうことされると3つを比べたくなるのが食通というモノだ。食通といっても美味しんぼ受け売りだが。不完全燃焼だが、とりあえず美味しかったので良いとしよう。
 続いて、浜名湖の北の方を西へ向かって走っていく。カーブを曲がるたびに風向きが変わるし風も強く厳しい走りが続いていく。ここから昼飯ポイントまでが意外と長いのだ。時折、車道にも出るし緊張感が必要でもある。相変わらず混んでいて追い越しどころが無いという状況も変わらない。その点に関しては去年よりひどい。
 走っている途中で、先週に納車されたばかり 龍之輔氏のKHS F20 ASのハンドルが緩んで角度がずれた。そしてステムの角度がずれてタイヤの方向とハンドルの方向が合っていないことも判明。俺がネジを増し締めして、ステムの方向も改めてあわせた。さりげなく抜いていくリカンベントが写真に写っていたところに萌え。
気を取り直して走り出す。ここからは変化に富んだコースが続いてくれる。浜名湖が見えるのは基本で、リゾート地を抜けたり、湖直近のサイクリングロードであったり、ちょっとした坂を越えたり。

引佐銘菓 みそまん ウマー。

ステムを修理。KHS F20 AS

修理しながらの眺め。何げに気持ちいい。


写真撮影の定番スポットですね。


ボートのトレーニングをする人達。

浜名湖サイクリング弁当
鰻おにぎり、しらす梅おにぎり
唐揚げ、ゆで卵、みそ汁 他

 ちょっと小休止して出発しようとするとボートのトレーニングをしている人達が来た。「そーれ!そーれ!」とかけ声をあわせながらオールを漕いでいる。俺も調子に乗って「そーれ!そーれ!」と大声をあわせて出したら、ボートからの声のボリュームが上がってきた。してやったりだ。
 ここまで来ると昼飯スポットも近い。ラストスパート的な走りで感触を見つつ、最後の踏切を越えて旧 三ヶ日市役所へ。ようやく午前中の走りを終えて昼食だ。
 昼食のメニューは何となく読めていたが、期待を裏切らず浜名湖名物を固めてきた。ウナギおにぎり これは今年も出てくれた。そして美味い! 梅とシラスのおにぎり これも シラスの力強い味と梅の融合ですばらしい。ゆで卵や唐揚げもお腹に嬉しい。そして暖かいみそ汁がありがたい。食べた後のパックが風に飛ばされないように気を付けて、昼飯を頬張る。
 お腹もいっぱいになったところで、午後の出走だ。午後はすぐに峠が一本始まる。去年は上っている途中で腰痛が出たり、脚に力が全く入らなかったりでさんざんな内容だっただけに、今年のできは気になる。奥浜名湖の猪鼻湖沿いに走って、鰻トイレでおしっ○を済ませて、峠に挑む。
 風が吹きさらしの田園を走り抜けると、坂が始まった。最初からペースを上げまくることもなく、じっくりと上っていく。今年は踏める いくら回していても さほど息も上がらない。調子が上がってきているのが実感できる。当然ながらインナーも使わなくても上がれる。多少は余力も残しつつ、走りながら写真を撮る余裕も残して登り切れた。
 そして、KHS F20 ASで参戦の龍之輔氏を待って下り坂へ。ドロップハンドルのロード、フラットバーのクロス、小径車という3台であり、ダウンヒル体型として下りは見せ場だ。直線でアウターにギアを入れて思いっきり踏み込んでスピードを上げて下っていく。既に後ろにメンバーはいなかった。コーナーも鮮やかに決まる。下り坂も後半になると傾斜が出てくる。ここで一気にスピードを上げていく。ポジション修正の効果か下側を握っても視界は確保できている。バランスも取りやすい。…しかし下りの最高速度は58.5km/hと振るわなかった。65km/hは最低でもこえたいところだったが。
 下りきると第4チェックポイントが近い。湖沿いのマリーナとヨットハーバーを横目に走りながら、松見ヶ浦に着いた。ヨットがいっぱい並ぶ港を見れる独特の雰囲気のあるチェックポイントである。ここでは乳製品攻めということで、牛乳または飲むヨーグルト と 低脂肪チーズ と モッツァレラチーズ が明治乳業から支給される。牛乳はお腹がゴロゴロ言ってしまうので飲むヨーグルトを選択し、何となくモッツァレラを選択。正直 お腹はいっぱいだがありがたいものだ。

うなぎトイレ 尾奈駅

峠の途中からの眺め。
三ヶ日みかん畑が続く。
 去年は、ここから、スズキの工場の横を抜けて大量のSWIFTを見ながらニヤニヤしながら国道1号線の難所・潮見坂の上に向かって行くコースだったが、去年 第5チェックポイントからの急な下り坂でクルマとの正面衝突事故を起こした参加者が居たからか、コース変更で新居の関所を目指すコースとなり、一昨年のテイストに戻った。基本的に車道となって、抜き所もなければ湖も見えず退屈な走りが続いていく。
 田園や住宅街を抜けていく走りの途中で、何かに腹を立てた軽バンが俺に幅寄せをしてきた。慌ててブレーキをかけて交わした後に、バックミラー越しに中指を立てて親指を下に向けて怒りを顕わにした。右折したバンを追いかけようかとも思ったが、後続の自転車が俺に追い越しをかけようとしているアクションが見えたのでとりあえずやめた。サイクリング大会の自転車が邪魔に感じて こういうバカな行為をするクルマが 必ず一匹や二匹は いるから困る。「瞬間湯沸かし器」の俺としては 運転席から引きずり出して蹴飛ばしてやりたいところだが、トラブルを起こしても大会運営に迷惑をかけるだけなので そこは避けよう。ただ、クルマを開発して売っている人間として こういうカスにハッキリ言おう。自転車やバイクが邪魔だとか思う程度の運転能力しかないドライバーはクルマなんて買うな乗るな持つな。公道を使うサイクリング大会というものに参加する人は注意して欲しい。こういうアホなドライバーは どの大会(笠間でも2年連続目撃)でも 必ずといっても良いほど見かけるし 危険行為をする人間もいます。後ろでホーンを鳴らしているクルマが居たら 頭がキレてますので 巻き込まれないように注意して いつでもブレーキをかけれるよう構えておこう。

松見が浦 ヨットハーバー

モッツァレラチーズと飲むヨーグルト
 正直、退屈なルートを抜けたら新居の関所に出て、第5チェックポイントに到達だ。婦人警官が交通安全のハンカチを配っている。コスプレ大好き ぐっさん。としては気になるが、今はリアルに警察は嫌いだ(スピード違反で捕まりまして…)。残念。ここでは 新居の銘菓 うずまき と、カロリーメイトゼリーが支給された。うずまきはその場で食べるしかなさそうだ。糖分が補給されるのは嬉しいことだ。しっとりした生地と餡が利いていて美味しい。カロリーメイトは今は食わずにお持ち帰りだ。
 国道1号線をしばらく走る。ハッキリ言って退屈なルートだ。この辺もちゃんと自転車道を整備してくれたら楽しいんだが、仕方がない。そして渚園の方へと左折し浜名湖大橋を走って、途中で一度 東側へ橋を渡り抜ける。去年は横からの突風で多くの人が乗ることもできず押して歩いていた(俺は全区間 乗ったけど) 今年は風は強いモノの そこまでのインパクトはない

新居町 銘菓 うず巻き
 最後の最後に 上り坂を含んで上にラウンドしている はまゆう大橋を越える。向かい風の上り坂。体力も消耗した後だけにきついものがある。姿勢を落として脚を踏ん張って踏み込んで上がっていく。意外と走れている自分に驚きだ。橋の頂上でメンバーを待ちつつ写真でも撮る。向こうの海の眺めが気持ちいいのだ。
 そして下りだというのに踏み込まないと下らない坂を下って、ゴールまでのわずかな距離を走っていく。風は相変わらず向かい風で強く最後まで手抜きができない戦いが続く。そして、いよいよガーデンパークの入り口が見えてきた。ゴールのゲートでは、スタッフが出迎えてくれる。拍手に答えてダンシング(立ち漕ぎ)しながら ゴールスプリントっぽく走りぬけて、ゲートをくぐったところでガッツポーズを決める。少しうけた。
ゴールで完走の手続きをし、記念品とお汁粉をもらう。寒さもあったので、温かく甘い汁物がありがたい。静岡新聞が写真を撮ってくれて号外を印刷してくれる無料サービスをやっていたので、参加者3人で作った。俺はいつも通り自転車を頭上に持ち上げた。今日は調子がいいのか いつもより自転車がちゃんと上がっている。そして無事完走して大会参戦は終わったのであった。
 クルマにチャリを積んで 温泉へ向かう。いつもは 天竜川の近くまで行くのだが もう少し近場を探すと言うことになった。まずは静岡大の近くの大盛りレストランJOELに一度行ってそこから情報収集をして温泉へ向かうことにした。知ってるところをあたってみたが、つぶれていたりでうまくいかず、極楽湯へ。露天風呂と寝湯で癒されたら、疲れがどっと出てきた。果たして栃木まで帰れるのか。
 次は晩飯ということで、焼肉を探してみたが、これも不発。ということで、学生時代を思い出してJOELに行くことになった。何と言っても ダブルおろしロースカツでしょう。今日はいける気がした。20代前半と同じ事が30歳の俺たちにできるのか そんな挑戦者精神がわき起こった。過去の自分に負けてたまるか そんな意地だ。強烈な量で出てきた。しかし、箸は進む。少し苦戦したモノの完食。学生時代だって楽々食べ切れていたわけではない。もう30歳 でも まだ30歳。そんなバカなことが今でも一緒にできる学生時代の仲間というのが嬉しいモノだ。
 そんな満足感と共に浜松駅でメンバー達と別れて俺は栃木へ帰る。ガソリンスタンドで給油して満タンにして東名高速へ。右車線を快調に走って、まずは富士川SAへ。お土産に「浜名湖のパイ」を買っていく。パッケージは春華堂のうなぎパイとそっくりだ。春華堂は「夜のお菓子」というキャッチフレーズに対して「朝も昼も夜も」となっている。うなぎパイは 浜松に年に数回行く俺としてはマンネリなのでウケねらいで こっちでいく。

はまゆう大橋からの眺め
こう見えて 風は強いです。

ゴールでのおもてなしは お汁粉


JOEL ダブルおろしロースカツ。
皿の間の点は10円玉です。
 とにかくコーヒーを飲みまくり、ガムを噛みまくり、歌を歌いまくりながら東名を走り抜けて、海老名SAで再び休憩。ここでもコーヒーを買って、また走っていく。空いているので運転自体は楽だが、首都高も抜けて東北道に入って蓮田SAで休憩。少しぼーっとして疲れを取って、また走り出す。とにかくケミストリのALL THE BEST CHEMISTRYを熱唱する。夜2:30 宇都宮の自宅に到着。おやつは300円までですよりも、家に帰るまでが遠足です という言葉の重さを改めて知る 浜名湖サイクルツーリズム2007参戦であった。

以上、多事走論でした。  ぐっさん。
2007年4月 2nd Week
2007年4月9日(日) ランドナー ハンドル周り改造 @

 昔からずっと気になっていた点がありました。フロントバッグをハンドルバーにストラップで止めているわけですが、重量配分などによって右や左に偏って来るのです。少しかき分けないと、ブラケットを握る手と当たるのでうっとうしい状態でした。
 あとヘッドライトのステイとブラケットもバーテープの上から巻いているせいか、剛性感がなく緩んできます。ハンドルバーに直に固定して、その上からバーテープを巻いた方がいいとは思っていたので、GWのツーリングへ向けて直したいということでハンドル周りを改造します。
 ということでフロントバッグを取り付けるためのステイをOSTRICHから購入です。OSTRICHが販売していますが、思いっきりMINOURAのロゴが入っています。バンドの構造があまり好きではないメーカーですが仕方ありません。バッグの左右のずれを防ぐためのアルミのアームが付いているので、症状は改善するのではないかと思えます。ただ、アームとステイの間の固定が樹脂によるクリップ力だけなのが不安です。せめて中心あたりにネジを1本設定して欲しかったですね。
 何はともあれ取り付けてみます。しかし、今 バーテープを巻いている場所は固定部と干渉してしまうので、テープを剥がす作業が先になります。
 テープを全て剥がして、ステイを取り付けます。ついでにヘッドライトも取り外してバーに直接取り付けます。位置をしっかり決めてネジをしっかり締め込みます。テープを巻く前にバッグを取り付けてみて確認もしてみました。まあまあ感触は良さそうです。
 バーテープを巻いていきます。今回はSILVAのコルクバーテープをチョイスしました。両面テープも最初から設定してあるので作業は楽です。しかし、やはりヘッドライトのステイ周りでは巻き方に苦戦します。金属部分がチラリズムしないようにテープを処理するのが、かなり難しいです。ムリをすればたるみます。ていうか巻き方の問題なのかSILVAの仕様の問題なのかテープが短いような気がします。もっとステム近くまで巻きたかったのですが、どうやってもここまでしか来ません。2回ほど巻き直しましたがダメですね。

そんなこんなで、何とか巻き上がりました。
 続いて、フロントバッグを搭載してみます。全体的にクリアランスが確保されてアームに規制されたフロンとバッグはきっちりとハンドルの中心に収まりました。手前のバーも握れるようになりました。これで上半身を楽にしたいときの走りができるようになります。

フロントバッグ周りもスッキリと安定して、快適なGWツーリングへと また一歩前進。

以上、多事走論でした。  ぐっさん。
2007年4月 3rd Week
2007年4月13日(金) ランドナー ハンドル周り改造 A

 フロントバッグと手が当たるという格闘は、日曜日の改造で完全に終わったたかに見えた。
 しかし、バッグが前にオフセットした分だけキャリアから前にはみ出す量が増えて、前が垂れ下がるようになってきたのだ。最悪の場合は垂れ下がった部分がタイヤと干渉してしまう。これはツーリングまでに直さないとまずい。
 下から見るとフロントバッグの先端部分はフロントキャリアがないのだ。だから先端部分のポケットに入れてるスペアチューブの重さで垂れ下がってしまうのだ。
 フロントバッグ先端部分を支えるために、キャリアを延長するしかないようだ。別の板を取り付けたい。
 ホームセンターでアルミの板を買います。こんな形に取り付け穴もあいているものが手っ取り早いです。ツーリングの準備もあるので、あまり手間をかけていられないのも実情です。
 キャリアのパイプを挟むように板を配置します。板と板の間にはナットとワッシャでスペーサーを置いて板にもキャリアにも荷重がかかりすぎないようにして締め付けます。アルミの板自体も3mm程度の厚みがあるので剛性はそこそこあります。
 真横から見るとこんな感じになっています。キャリア先端でも挟み込むことでばたつき防止もできています。まあまあ 良い感じに仕上がったとは思いますが、フロントバッグが付いていないと見た目が映えないですね。
 ということでフロントバッグを搭載してみます。延長した板がしっかりとフロントバッグを支えています。良い感じです。(写真は撮っていませんが、延長した板の先端にも横渡りする板を追加しました)
 見た感じは、なかなか良い感じに安定しているように見えます。
 何だかフロントバッグだけが遠く前に突き出た形になってしまいましたが、まあ これもご愛敬でしょう。

何とか安定感を手に入れたので安心して走れそうです。

以上、多事走論でした。  ぐっさん。
2007年5月 2nd Week
2007年5月13日(日) 春のサイクルマラソン@霞ヶ浦

 連休の疲れに続いて仕事の疲れ…と休まるヒマもないまま迎えた、サイクルショップカントウのイベント 春のサイクルマラソン に参戦しました。
名付けて

 霞ヶ浦サイクルマラソン2007 〜男祭り

 気分が高ぶっていたか眠れず、夜2時に眠りについた。で、5時に起きて出発です。何だか参加するだけで、いっぱいいっぱいな状況です。レーサージャージとレーパンを着て、かたぎの服を上から着てPRELUDEのエンジンに火を付けて出発です。霞ヶ浦の南の方にある天王崎公園を目指して運転します。途中で道がとぎれたりでわかりにくい国道355号をひたすら南へと進んでいきます。集合時間より1時間ほど早く、霞ヶ浦に到着です。天気は曇りでまあまあという印象です。先に来ていた 1/2さんたちとコーヒーを飲みつつ、みんなの集合を待ちます。
 挨拶しつつ準備を済ませて、荷物を伴走車に預けて出走です。今日はGW疲れと仕事疲れで体が重苦しいです。もう30歳、ムリができる年頃ではないのかもしれません(苦笑) そんな中で霞ヶ浦の東岸を北へ向かって出発です。まずは道の駅 たまつくりを目指していきます。日が出なくて微妙に寒いので、たまつくりの名物である「アイス」は意欲がわきません。気の知れた仲間達と遊びつつ走り抜けていきます。先頭集団からは多少は差が付けられたものの、何とか 道の駅玉造に到着。湖を多少は眺める余裕もあったものの、「走っただけ」という印象の序盤であった。
 道の駅から今度は どら焼きの「志ち乃」へと向かっていく。湖沿いとレンコン畑を眺める道を進んでいく。景色はのんびりとした感じである。依然として集団走行は続いていく。今日は向かい風が吹いているので、集団の中に居ると楽ではある。割とよく一緒に走る仲間に代わって俺が先頭を引いていく。集団で走る場合は先頭がもっとも風を受けるのできつく、2番目3番目と楽になっていく。先頭を交代しながら走っていくことで体力を温存しながら走るのが常套手段である。素人なら走力のあるものが先頭を引くことが多い。走力は無いけど俺が先頭で27〜30km/hの速度を保って走っていく。

先頭を引きながら激写
 そして 最大のお楽しみでもある、どら焼き屋へ到着。半分は我々のチームのサイクリスト、半分は一般人で行列ができている。列の中でぱっぱと選んでいく。目に付くものは迷うヒマもなく選んでいく。何だか分からないが「今日の俺はイケる!」とばかりに心に火がついた。ガバガバと選びまくり、今すぐ食べる2個と持ち帰りの8個を買い込んだ。その自信はGWの旅の余韻だろうか。確かに、普通に美味い。抹茶ムースどら焼きとイチゴどら焼きを頬張る。抹茶のほろ苦い甘みとふわっとした食感それを生地が包み込む。イチゴの新鮮な甘酸っぱさとみずみずしさを柔らかく甘く香ばしい生地が包み込む。日本で生まれたあんことヨーロッパから持ち込まれたイチゴ これを合わせてしまった日本人の和菓子に対する美食への欲求は尊敬に値する。などと美味しんぼっぽくコメントしつつ、続きの走りへと向かう。
志ち乃のどら焼き達。買いすぎた…。
 ここから土浦の市街地へと向かっていく。これまでは郊外の走りで神経を使わないで済んだのだが、ここからは車にも相当気を遣う必要もある。一行のペースは上がっていく。35km/hで巡航してもついて行けない。伴走車が対向車とのすれ違いでふん詰まってる間に追いついた。ちぎられては何かの拍子で追いついてという流れが続く。
ふと俺の後ろを走る人は4人のみとなった。霞ヶ浦のサイクリング大会に3年連続で参加していてある程度は道を知っているので、なるべく最後尾の集団の迷子防止に徹する。というよりそれ以上の走りは俺にはできない。相変わらず続く向かい風の中で4人の集団の最後尾を走る。
 しかしながら先頭のペースが徐々に下がりペダリングと腰の動きが苦しそうになってきた。右からすっと追い越して「引きますよ」と声をかけて俺が28km/h〜30km/hで引いていく。途中までは3人着いてきた。途中で一人は脱落してしまった。しばらくは道なりなので3人で進んでいく。相変わらず俺が先頭を走る。向かい風を耐えて行く。前の集団との差は大きく、向かい風を俺が背負う走りは続いていく。交通量は多いし路面も轍が立っていて走りにくく、湖を見る余裕もない走りが続く。正直、退屈な区間でもある。そして、面白みも越える達成感もないアップダウンが始まる。このペースで引いていく走りに限界を感じつつも、あとに退けない状態になってきてしまった。ここは俺にとって最も苦しい時間帯でもあった。
 何とか走り抜いて、第2のお楽しみ「こうのの大福」に到着。井戸水で仕立てた大福は夏以外に販売される。小さいので何個でも食えてしまいそうな感じだ。しかし、今日は走りがハードだからか少し食欲が薄い。それでも柔らかい餅と甘すぎない小豆の風味に魅せられる。
 回収車には乗らないで走り出す。さっきの「引く」走りで、正直 けっこう疲れてしまった。今度は、付いていく走りが続く。前を走るメンバー達に追いつけない。間隔が空いてしまうとたいしたことのない向かい風にすら耐えられない。今日はGWツーリング最終日のような足に力がみなぎる様子もない。ちょっと30人で迷子になるアクシデントがあったりで、それなりに刺激的な出来事はあったりで、Mのハートは高鳴る。
 やっと見覚えのある休憩ポイントに到着し、バードウォッチャーの注目を浴びながら休憩して、ゴールまでの20km弱の道のりへ出て行く。もう終わりは見えてきたので、速い人達は勝手に行かせて列の後方の人達の先導に徹する。
 最後の最後は、走りに苦戦しているメンバーを みんなで20km/hジャストで引いていく。俺は最後尾からスタートしたが、やたら早めのローテーションで前に出て引いていく。しかし、サポートカーに追いついたところで、苦戦していた2人は車に乗ることとなった。さらに5kmほど走ったところで天王崎公園へたどり着いて完走を果たした。

ここでも列を作ってドラフティングして走っていく。
どら焼き屋 志ち乃

霞ヶ浦 密かな名物
こうのの大福 (夏は販売されません)

道に迷う一行。
 細かいことを言えばキリがないわけで、俺には納得のいかない走りではある。しかしながら、今回はGWツーリングから帰って仕事もハードで疲れが抜けきらない中で完走できたことと、俺が引いてあげたメンバーからの、「一番 苦しい区間で引いてもらえたから 助かりました。ありがとうございました」という言葉に救われた。楽しむためには自分自身が速く強くなるというのも大事だが、人のペースに合わせて前を引いていける走りというのも身につけていきたいところだ。
 走りだけでいうと 楽しむ要素は少なく、多少はメンバーとの間で笑いはあったものの、ややストイックな感じがしないでもない霞ヶ浦1周(90km)でした。
 しかし、漢(おとこ)たちの宴はこれだけでは終わらないのであった。

 何とか完走を果たして、その余韻に浸りつつ駐車場の近所の食堂へ昼飯を食いに向かう。その名も「しおみ食堂」 見た目は普通の大衆食堂である。
メニューの節々に「ジャンボ」や「ダブル」の文字が目立つ。ラーメンにはジャンボラーメンとジャンボジャンボラーメンのグレードが存在する。ちょっとバカモードの食事になりそうだ。
 俺が頼んだのは、ジャンボハンバーグ(500g)だ。15人ほどが一気におし寄せて 何人かは大盛り系のメニューなので厨房は静かな戦場となっていたようだ。飯を待っている間、レシートを片手に何かを熱く語る イタクラ(仮名)隊長を見てお楽しみ下さい。  そして物は来た。まるでジャンボ系の登場を演出するかのようにノーマルメニューから順にやってくる。まずハンバーグ定食(ノーマル) が来た。この時点で、結構大きいではないか。ジャンボとはどんなもんだろう。男達の胸は躍った。
 ついに真打ち登場!かと思ったら、お盆には御飯とサラダとみそ汁と漬け物と冷や奴だけが来た。サイドメニューだけでも結構な充実ぶりだ。この引っ張り具合がにくい。(笑) そしてジャンボハンバーグは我々の目の前にやってきた。
 まさに男のためのハンバーグだ。子供の頃、俺はハンバーグが大好きだった。腹一杯食べたかった そんな夢を皿に具現化した そんな感じだ。ハンバーグの大人買いだ! このハンバーグにナイフを入れながら、 ケーキ入刀ならぬ ハンバーグ入刀などと冗談を飛ばしながら食べ始める。少し柔らかめで肉汁も多い。味付けはケチャップと少々の隠し味だけ。シンプルな味だ。ハンバーグを食いたい そんな欲求を埋めていく。埋め尽くしてあふれてくる。しばらくはハンバーグなんて食いたいと思わない そう思わせるほど俺たちの欲求を飽和させていく。
 黙々と食べているすぐそばで、カツカレーもやってきた。 これもかなりのボリュームだ。思わずカメラを構える。大きさを比べるために Panaracerのタイヤレバーを並べてみた。男達の昼食は始まった。男祭りといった感じのテーブルの上で男達は格闘した。俺も何とかジャンボハンバーグ定食を平らげた。お腹が重い。

レシートに人生を熱く語るイタクラリーダー

ハンバーグ定食ノーマル (序章)

ジャンボハンバーグ定食!!
そのスケールをタイヤレバーと比べて欲しい
 重いお腹を抱えながらロードで駐車場に戻る。ロードに乗る前傾姿勢がつらい。
 PRELUDEからお風呂セットを取り出して、チャリを積み込んで風呂へと向かう。すぐ近くに温泉があるのだ。フェンスが邪魔で湯船から外は見えないが露天風呂もある。しかしフェンスがないとサイクリングロードから裸体たちが丸見えだ! 仕方がないことだ。露天風呂ですっかり癒されたら眠くなってきた。寝てしまわないうちに、そそくさと帰って行く。
 やや日が傾いてきた110kmの道を帰っていく。傾きかけた日の差す霞ヶ浦が美しい。田舎道をまったりと流していると、背筋が痛くなってきた。去年ぐらいから自転車に乗ると背筋が痛む症状が出てきているのだ。帰り道に薬局を探すが、そういうときに限って見つからないものである。笠間まで運転したところで、やっとドラッグストアを見つけた。立ち寄ってシップを買っていく。その場で2枚背中に貼り付ける。人目もはばからず背中をめくり上げて自分で貼る。見るに見かねて貼ってくれる人が居ないかななどと甘い期待をしつつも、ウデとか脇とか肩とかつりそうになりながらペタッと貼ると気持ちの良い冷感が背中に染み渡る。そこで一曲熱唱する。ハリックスゴォゴォ〜♪

カツカレー。
これも でかい!! カツは2枚
 シップのありがたみを感じながら、宇都宮へと車を飛ばしていく。とても食いきれない(状況になってしまった) どら焼きを少しもらってくれる友達のところへ行き、1時間半ほど いろいろと話して家へと帰ったら21:30。さあ頑張ってブログを書くぞ!と思って、布団に横になってノートパソコンを開いて書き始めたが日にちが変わる前ぐらいに意識も記憶もなくなった。

こうしてサイクルマラソンは無事(?) 終了したのであった。

以上、多事走論でした。  ぐっさん。
2007年5月 4th Week
2007年5月27日(日) テントを買い換え

 尾道でのキャンプ中にポールがぼっきり折れてしまったのを機にテントの買い換えが決定です。もう先延ばしはできません。

 今までのテント(Dunlop W271)の良い点と悪い点を改めて整理してみます。

【良い点】
何と言っても丈夫。軽い。フックをポールに引っかけるだけなので設営/撤収が簡単。本体とは別体のフライシートなので前室が作れる。

【悪い点】
荷物をいっぱい入れて寝ると やや手狭。寝返りは打てない。出入り口は1個なので風通しが悪い。横風には若干弱い。

10年以上もキャンプし続けられたテントなので、基本的にDUNLOPブランドには信頼できそうです。

積丹野塚キャンプ場での一泊
 新しいテントはどうしたいかを考えます。基本はDUNLOP製でいいと思います。良い点は引き継ぎたいです。ダブルウォールで前室が作れて、現行モデルより広いこと、ツーリングテントではなく丈夫さを考えると山岳用が良いでしょう。出入り口は両方にあって両方ともメッシュにすれば通風する。などなど条件をしぼると決まったのが、これ。

Puromonte VL-42

4人用以上が出入り口が両側設定なので、1〜3までは候補になりません。やや広すぎる感はあるが、収納サイズも、現行と比べてさほど大きくないし、重さも2.85kgと大して重くもないので良いでしょう。
 ものはほぼ決まっているのだが、静岡へ友達の出産祝いに行くついで(?)に東京御茶ノ水のアウトドアショップ街へ買いに行きました。二日酔いで少し頭痛をかかえながら、歩いて巡る。ついでに買いたいものは、速乾系のTシャツとテントとシュラフが入るゴアテックスのスタッフバッグ。テントに関しては、できれば現物を見てみたいという状況ですね。
 さすがアウトドアショップ街だけあってTシャツなんかは、いろいろと見ながら選べました。montbell以外のブランドも手を出してみました。NORTHFACEがシンプルになりすぎてつまんないですね。
 テントに関しては、結局、歩き回るのが途中から面倒になって、見つけた店でそのまま買いました。とは言っても26% OFFだったので1万円近く安くなりました。
 宇都宮に帰ったら早速張ってみました。本当に設営は簡単です。4人用ですが一人でも楽々と設営できます。クリップをポールにはめるだけなので 楽です。ウェイトもビックリするほど軽いです。

自宅で張りました。Puromonte VL42
 せっかくなので新旧を張り比べてみました。背は低くなったものの圧倒的な広さと風通しの良さで快適です。低く広く構えているので、もしかしたら今より耐風性はいいのかなとも期待してみます。 

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